他にもある「土用の丑の日」に食べるもの
他にも「土用の丑の日」に食べるものはいくつかあります。
ここからはそんな「土用の丑の日」に適した食材を解説します。
「う」の付く食べ物
「土用の丑の日」に「うなぎ」を食べる風習は江戸時代に広まったとされています。
しかし、もともと日本には「丑の日」に「う」の付くものを食す習慣がありました。
例えば「うどん」や「ウリ」などがそれに該当します。
このように「土用しじみ」以外にも古くから食されていた食材があったわけです。
土用餅
「土用餅」は「夏土用」に関係している風習のことで、「土用」の入りの日に餅を食べる習慣を意味します。
「土用餅」の風習が始まったのは江戸時代とされ、当時は小豆を使用した小豆餅が食べられていました。
古くから小豆の赤色には厄除けの力があると信じられ、暑さの厳しいこの時期に小豆を使った餅を食べることで無病息災を願ったそうです。
その文化が庶民を中心に広がったとされています。
土用卵
「土用卵」は「夏土用」に生産された卵のことです。
卵は「完全栄養食」と称されるほど、豊富な栄養成分が含まれています。
中でも「夏土用」の時期に産み落とされた卵は特に栄養が高く、夏バテなど栄養面で不調を抱えやすい時期のありがたい食材とされてきました。
夏は何かと疲労が溜まり、体調不良になりやすい時期です。
そんな時期を栄養面で支えてくれるのが「土用卵」なのです。