「土用の丑の日」にシジミを食べる理由
ここからは「土用の丑の日」に「シジミ」を食べる理由を解説します。
シジミの旬は夏
「シジミ」を「土用の丑の日」に食べるのは、旬だからです。
現に「シジミ」は夏に旬を迎える食材で、特に夏の「シジミ」は「土用しじみ」と呼ばれて食卓でも重宝されています。
逆に冬のものは「寒しじみ」と呼ばれます。
どちらも栄養価に優れていますが、夏の「シジミ」の方がより栄養価が高まるのだとか。
そのため、夏バテ防止のため「土用しじみ」を食す習慣が浸透したわけです。
今では定番の「土用鰻」の前からあった
今では「土用の丑の日」といえば「土用鰻」が定番です。
しかし「土用しじみ」はその前からあった習慣とされます。
「土用の丑の日にシジミを食す」風習は最近になって話題となったものの、夏に「シジミ」を食す習わしは以前からありました。
特に「土用しじみは腹薬」「土用の前のしじみは美味い」と言われ、「土用」に「うなぎ」を食べ始めた江戸時代より前から食べられていたようです。