■ナチスの金塊
1930年代から40年代にかけ、ナチスドイツはヨーロッパ各地から多数の貴金属や美術品を略奪したことで知られる。1945年の敗戦直前、ナチスは財宝を埋めて隠したと噂されている。
ナチスの財宝伝説はいくつかあり、特に有名なのはポーランドの「黄金列車」だろう。黄金を積み込んだ列車が現在のポーランド南西部の地下トンネルに埋められたというものだ。また、オーストリアのトプリッツ湖に時価にして数千億円分もの金塊が沈められたという話もある。なお、トプリッツ湖の調査では1956年に大量の偽造通貨が見つかっている。ナチスが敵国の経済を混乱させるために作った偽札である。