息子の行く末を案じ、眠れないほど苦悩していた女性。しかしセラピストと話したことで、思いもよらない転機が…。ある女性の思い切った取り組みを、アメリカのメディア『CBS News』が紹介している。

■息子の将来を心配した母

アメリカ・ペンシルベニア州で暮らすモーリーン・スタンコさんには、大きな悩みがあった。自閉スペクトラム症の息子ニックさん(20)は学校に籍を置いてはいるが、通い続けることができるのは22歳まで。その先についてはまるで見通しが立たず、不安ばかりが募っていたのだ。

そんなある日のこと、モーリーンさんは父親がよく言っていた言葉を思い出した。「壁にぶち当たったら、必死に祈れ。あとは行動を起こすのみだ」という言葉だ。

その時ふと「So much to give(与える物はたくさんある)」と考えたモーリーンさんは、ニックさんのセラピストであるタイラー・カマリーさんに話を聞いてもらうことに。その行動が、モーリーンさんの運命を変えた。