■ジル・ド・レの最期
1440年10月26日、ジルは絞首刑の後に火刑に処された。灰になるまで燃やされて川に流されるしきたりであったが、本人たっての願いにより、遺体はナントのカルメル会の教会に埋葬された。彼は残虐非道な殺人犯であるが、一方では間違いなく救国の英雄でもあった。その死に多くの者たちが涙を流したといわれている。
性的な快楽を目的に連続殺人を行うシリアルキラーは現代では珍しくなくなってしまったが、中世ヨーロッパにおいてはゆとりのある貴族階級にのみ許される特権的行為であった。とはいえジルの犯行は、残虐な拷問・死刑が当たり前であった当時でも大きな衝撃をもって受けとめられた。現代に残る彼のおぞましい証言の数々は、猟奇殺人の情報に慣れた現代の我々の方が冷静に理解できるかもしれない。現代のシリアルキラーたちの精神的な祖先の一人、それがジル・ド・レである。
参考:「Wikipedia」、ほか
※当記事は2017年の記事を再掲しています。
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提供元・TOCANA
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