④BMW M5
現行型M5のエンジンは、先代同様の4.4リッターV8ツインターボですが、さらに強化されて411kW(600ps)/750Nmというパフォーマンスになりました。
駆動方式はBMW自慢のAWDシステムxDriveとなり、同時にトランスミッションも7DCTからトルコン式の8ATに変更されました。
加速の扱いやすさと600psのエンジンパフォーマンスを両立するうえでは、AWD化とAT化は避けられなかったと言われています。とはいえ、DSCオフにすると完全後輪駆動モードにすることも可能で、ハイパワーをFRで楽しみたいという刺激を欲する人にも答えることができています。
BMW M5 画像ギャラリー
⑤レクサス GS F
レクサス GS Fに搭載される自然吸気の5.0L V8エンジンは、351kW(477ps)の最高出力と、529Nmの最大トルクを発生。にもかかわらず駆動方式はFRということから、ただモノでない4ドアセダンだと分かります。
さらに足元に目をやれば、フロントにアルミ対向6ピストン、リアにはアルミ対向4ピストンのモノブロックキャリパーが奢られており、そこからもハイパフォーマンスのオーラを感じることができるでしょう。
ボディは、レクサスが得意とするレーザー溶接やスポット増しがこれでもかと施されているほか、パネルの合わせ目、ガラスとボディの間にも特殊接着剤を用いて車体剛性を向上。
さらにコーナリング中の駆動力を制御して回頭性を調節する”TVD”や、乱れた挙動を安定化させる“VDIM”は、手元のダイヤルで特性変化ができるなど、日本を代表するハイスピードサルーンに仕上げられています。
レクサス GS F 画像ギャラリー
外見は4ドアのオーソドックスなセダンですが、中身はドライバーを痛快にさせる要素満載。いずれも、スポーツ性能だけでなく、サルーンとしても使える居住性や乗り心地もおさえていることが、現代版の「羊の皮をかぶった狼」の特徴なのかも知れません。
文・吉川賢一/提供元・CarMe
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