②アルファロメオ ジュリア クアドリフォリオ
2017年に導入されたアルファロメオの新型セダン、ジュリア。そのなかで、もっともホットなモデルが、クアドリフォリオです。
最高出力375kW(510ps)、最大トルク600Nmの3.0LのV6ツインターボエンジンは、自社開発と言われていますが、フェラーリのV8ターボの2気筒をカットすると、クアドリフォリオのエンジンになるのは、偶然ではないでしょう。
駆動方式はFR。それでも最高速307km/h、0-100km/hは3.9秒という、スーパーカーのような数字をたたき出します。その走りは「気持ちいい」の一言。乗り心地の評価も高く、重厚だけど、軽やかだと表現をする人も多くいます。
1,132万円というプライスは高価ではありますが、普段使いが十分にできる4ドアセダンであるうえに、ライバルのBMW M3よりも若干安く、0-100km/hはM3の4.1秒を上回る性能は、「羊の皮をかぶった狼」を語るにふさわしいものといえるでしょう。
アルファロメオ ジュリア クアドリフォリオ 画像ギャラリー
③アウディ RS7 SportBack performance
アウデの4ドアクーペ、A7の最上級モデルRS7 SportBack performanceに搭載されるエンジンは、4.0LのV8ツインターボで、最高出力445kW(605ps)、最大トルク750Nmというパフォーマンスを発揮します。
駆動方式はアウディお得意のクワトロシステムで、静止から100km/hに到達するまでわずか3.7秒と、圧倒的なトルクによって、暴力的といえるような加速を実現しています。ちなみに、最高速は305km/hに達します。
アルミ素材をボディやシャシーに多用して軽量化を狙ってはいるのですが、車重は2,050kgとかなりの重量級です。しかし、その重さを感じさせることもなく、エンジンパワーと、よくしつけられた軽めのステアリングフィールによって、この重量級ハイパワー4WDマシンを軽快に走らせてくれます。
RS7が本領を発揮するのは、高速道路での巡航シーン。圧倒的なスタビリティの高さで、まさに矢のように直進していきます。