■直前の回復
死期の直前に元気になったように見える「終末期回復(Terminal Acidity)」はマクファーデン氏の説明によると、「患者全体の約30%」に起こるもので、亡くなる前の短期間の“エネルギー爆発”であるという。
「つまり重篤な状態に陥った人は、数日間のエネルギー爆発の後、死んでしまうのです」(マクファーデン氏)
まさに最後の“打ち上げ花火”かと思われる現象だが、一部の患者になぜこのような現象が起こるのか医療側にもまだわかっていない。それでもこのようなことが起きる可能性があることを家族に事前に伝える必要があるのだ。