■賠償求め葬儀会社を訴え

両親は葬式が終わった後も葬儀会社と話し合いを続けていたようだが、納得いく回答が得られなかった。最近になって葬儀会社に対し、慰謝料などを含む損害賠償を求める訴状をヨーク郡上級裁判所に提出している。

訴状では、同葬儀会社が遺体を適切に扱わなかった契約違反があったうえ、そうした過失により精神的苦痛を受けたと主張している。

具体的には、同社の従業員らが遺体に腐敗の兆候があるのを知りながら、両親が気付くまで何もしなかったと訴えた。他にも同社は遺体のエンバーミングをはじめ、保管、火葬などを適切に行うための技能が不足している点を挙げている。