■他にも懐かしの「むかしの道具」がたくさん…

日本語を「書く」道具から、日本語を「入力」する道具への進化と、文化・生活への影響を考慮したという同コーナーには、様々なツールが展示されている。

さながら明治時代の印刷職人気分でガリガリと音を立てて鉄筆で文章を「書く」道具・ガリ版。大正時代に発明された、文字を探して「打ち出す」和文タイプライター。

郷土資料室で発見された謎の物体、その正体に目を疑う 昭和世代は「ウソだろ?」と驚愕
(画像=『Sirabee』より引用)

「日本語の文章作成を変えた」と言われ、漢字かな混じりの日本語キーボードで日本語を「入力する」日本語ワープロ専用機。そして日本語の文章を「入力する」のはもちろん、ワープロ以外の機能も搭載されたPCのキーボード…といった具合である。

さらに、担当者の口からは「『話をする機械』コーナーの展示ケースの中には、ジブリ映画『となりのトトロ』に出てきた壁掛け電話、黒電話、プッシュホンの隣に、既に『ガラケー』が展示されています」と、衝撃のひと言が飛び出したのだ。

郷土資料室で発見された謎の物体、その正体に目を疑う 昭和世代は「ウソだろ?」と驚愕
(画像=『Sirabee』より引用)

比較的新しい展示物で言うと、Think Padとほぼ同期の「iMac」が展示されているそう。iMacを見ると、あらゆる製品が透明になった空前の「スケルトンブーム」を思い出すのは、記者だけではないだろう…。

ちなみに話題のThink Padは2020年、西東京市民のとある人物から、亡くなった夫の愛用品を寄贈受入れしたものだという。担当者は「当施設では、新規に寄贈受入れしたものはできるだけ展示するようにしています」とも説明している。