目次
幡多エリアの観光も存分に楽しむ
高知といえばカツオの藁焼きを食べたい!
幡多エリアの観光も存分に楽しむ
さて、これまでSDGsに関連するお話をしてきましたが、高知県は自然の宝庫。
そちらの魅力も存分にお伝えしましょう。
佐田沈下橋
四万十川の沈下橋とは、増水時に川に沈んでしまうように設計された、敢えて欄干を設置していない橋のことです。
それによって橋が壊れることなく存続させることができる。人間の知恵はすごいですね。
ちなみに沈下橋はひとつだけではなく高知県内のあちこちにあります。
緑の山々に青い四万十、そして沈下橋という風景は、もっとも四万十川らしい風景でしょう。
因みに今回訪れたのは佐田の沈下橋。もっとも海に近く、川幅も広い、沈下橋の中でも一番長い沈下橋です。
佐田沈下橋を橋から見た風景。
こうして見ると橋というより道路のように見えます。
街灯がない為、夜は真っ暗だそうです。お~怖。
増水時は、水に浸かりますが、通行禁止の案内は出ないそう。
あくまで自己責任で、自分の判断で通行していいのだそうです。
普段通り慣れている地元の方はすいすい通り、川に転落するという事故は意外に少ないそうです。
それでは、佐田沈下橋からの清らかな風景を動画でどうぞ~。
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橋の上に立つと川風が吹いてとっても気持ちが良かったです。
空気が澄んでいることがわかり、思わず深呼吸したくなりました。
「あ~やっぱり高知は自然豊かなところだ」と実感しました。
四国最南端の足摺(あしずり)岬
四国最南端にある足摺岬。
あの弘法大師さまも足をすりすり歩くほど難所、ということでこの名が付いたのだとか。
実際訪れてみると、確かに地の果てという印象を受けました。
足摺岬は突端が亜熱帯に属しています。
駐車場から展望台や灯台に歩き始めるとすぐ原生林になり、ここだけ別世界のようです。
足摺岬は「21世紀に残したい日本の風景」四国第1位に選ばれているそうです。
足摺岬灯台は、高さはさほどでもありませんが、存在感がある現役灯台です。
荒々しい太平洋を望む。
この日は曇天でしたが、水平線が丸く見えました。
ダイナミックな姿を動画でご覧ください。
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四万十川橋梁絶景貸切列車
土佐くろしお鉄道の中村駅から宿毛駅間を貸し切り列車で走りました。
出発は中村駅。
私たちが乗車する列車が入線してきました。
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カラフルな一両編成の列車です。
内部はお座敷列車仕立てで最大40名まで乗れます。所要時間は約50分程度。
この貸し切り列車の特徴は四万十川に架かる橋梁の上で停車してくれることです。
全国でも橋梁の上に停車する列車はここだけだそうです。
雄大な四万十川をたっぷり堪能できます。お天気が残念でした。。。
貸し切りなので自由に列車内を自由に動きまわって写真をバシャバシャ撮れます。
ガイドさんも乗車して周辺の観光案内をしてくれます。
そしてお楽しみは列車内で食べるお弁当。
地元の土佐料理が盛り込まれた贅沢なお弁当です(2,200円)。
土佐の皿鉢料理がコンパクトにパッケージされたようです。
それぞれ滋味溢れる郷土料理で美味しかったですが、特に印象に残ったのが左下にあるのが田舎寿司。この甘酢の味付けが野菜のネタとシャリに馴染んで想像以上に美味しかったです。
列車は田園地帯をゴトゴトとのんびり走ります。
あっという間に宿毛駅に到着しました。
足摺海洋館SATOUMI
県立足摺海洋館は足摺宇和海国立公園の美しい海を臨み、その豊かな海に生息する様々な生き物、約350種15,000点を飼育展示しています。
竜串エリアが丸ごと大きな自然のミュージアムであることをコンセプトに、足摺の生態系をリアルに再現した展示と、目の前に広がる竜串湾の自然やマリンアクティビティが連動するように考案された日本初といえる海洋施設です。
館内はまず原生林から始まります。足摺半島の豊かな森を再現しています。
森が雨水を蓄え、川となり海へと注ぐ、いのちの始まりの場所と言えます。
SATOUIMIと他の水族館との大きな違いは、珍しい魚を外から買ってきて展示しているのではなく、この足摺エリアの魚たちをメインに紹介しているところです。
多様な魚たちを展示し、竜串湾を大水槽で再現しています。
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黒潮の影響を受け、国内でも有数の珊瑚が生息する竜串エリア。
どこでも亀さんは人気者です。ずっと見ていても飽きません。
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いわしって大きな口を開いて泳いでいるんですね~
SATOUMIの周辺には「足摺海底館」「ビジターセンターうみのわ」「スノーピーク土佐清水キャンプフィールド」「海のギャラリー」「グラスボート観光」などの施設があり、竜串エリア全体で自然を楽しむことが出来ます。
竜串海岸
本来であれば、グラスボートで竜串海岸を遊覧し、この地域の特徴であるシコロサンゴの群生地を見たり、弘法大師も見残したほど美しい見残し海岸に上陸散策する予定でしたが、悪天候により海が荒れてグラスボートが欠航になってしまったので、竜串観光汽船の社長さんに竜串海岸を歩いて案内していただきました。
この辺りの岩は柔らかい砂岩で出来ており、海水や雨、風によって柔らかい部分が削られ奇岩を形成しています。
岩肌は手で触るとザラザラしています。形状はどんどん変わっていくのだとか。
どこか別の惑星にいるような独特の風景です。
本来はこのボートに乗船して透き通った海底や珊瑚を見るはずだった。。。また次回に!
高知といえばカツオの藁焼きを食べたい!
高知の魚といえば真っ先に浮かぶのはカツオですよね。
最近では東京などでも土佐料理のお店が進出してカツオを食べることができますが、やはり本場の味を試してみたいものです。
高知県の中でもカツオのメッカはここ黒潮町だそうです。
高知県内でも黒潮町と他の地域ではカツオの味が違うのだとか。
それだけカツオは足が早く、鮮度が命の魚なのだそうです。
ここ黒潮一番館は市場が近く冷凍の魚を使いません。
「カツオ藁焼き体験」にはいくつかプランがあります。
カツオを捌くところから体験するプランや、捌いてもらったものを藁で焼いて切るところだけ体験するものなど。
私たちは藁で焼いて切るショートプランを選びました。
漁師さんに手際よくカツオを捌いてもらいます。
でーん! あっという間にこの状態に。
捌いたカツオを藁で表面を焼きます。
藁はぶわ~っと鮮やかに燃え上がります。
その様子を動画でもご覧ください。
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表面を焙られたカツオがこちら。
黒潮町のカツオの食べ方の特徴は薬味がネギと天日塩のみということ。
一般的にカツオのたたきは酸味が効いたポン酢と玉ねぎとか野菜がたっぷりかかっていますが、ネギと天日塩だけの方がカツオ本来の旨味がしっかり味わえます。
この食べ方もカツオが新鮮な黒潮町だからこそできると言えるでしょう。
ちなみにカツオは初夏の初ガツオ、晩秋の戻りカツオが旬ですが、1年中食べることができます。