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鬼石観光ホテル
群馬県で生まれたいちご「やよいひめ」の魅力まとめ
鬼石観光ホテル
今回宿泊したのが鬼石観光ホテルです。
建物自体は正直年季が入っていて昭和レトロムード満点のホテルでしたが、山間部なので周りは静かで館内はゆったり。
ソフト面(おもてなし、食事、お風呂)が優しく温かく、好感が持てるくつろぎのお宿でした。
こちらが夕食膳です。
さらに鬼石地区の郷土料理である「とっちゃ投げ汁」を振舞っていただきました。
とっちゃ投げ汁とは?
このユニークなネーミングの由来は2つあるそうです。
ひとつは小麦に水を入れて練って作ったすいとんの生地を「取っては投げる(入れる)」が訛ったという説。
もうひとつは「父ちゃんが鍋をかき混ぜながら料理をする」という意味の「とっちゃんなべ」から派生したという説です。
ひとことでいうとすいとん汁ですが、すいとん自体がとても美味しい。さすが小麦粉王国群馬!素朴で温まるこの地域ならではの郷土料理です。
また夕食膳で感動したのがこちら。
なんだかわかりますか?これはふきのとうご飯です。
ふきのとうというと春先3月くらいでは?と思いましたが、この辺りでは既に採れるそうです。
ふきのとう独特の山菜の香り。単にふきのとうを入れて炊きこんだだけではなく、バターと塩コショウが効いていて、最高のごちそうでした。
こういう旬の食材を使った料理、嬉しいですね。
こちらは朝食膳。
おひつでご飯が供され、自分で好きなだけよそって食べるのですが、おひつを開けた時の炊きたてのごはんの美味しい香り。
朝から3膳もお代わりしてしまいました。
昨夜のふきのとうご飯しかり、炊き立ての白米しかり。
単に料理の品数を多くする、ということではなく、宿から泊まり客への心からのおもてなしの気持ちが伝わってきました。
群馬県で生まれたいちご「やよいひめ」の魅力まとめ
いかがだったでしょうか。
正直、今回のお話を聞いた時、「はぁ、群馬県でいちごですか。。。」と思いました。
群馬県のいちご収穫量は全国で13位。微妙です。
群馬生まれの「やよいひめ」と聞いても。。。と半信半疑で向かいましたが、やよいひめの質の高さに驚きました。
やよいひめは群馬で生まれ、今では全国で作られているそうです。
群馬県内では南部に位置する藤岡市が一番収穫量が多い。
藤岡は晴天率が高く、日照量が多いということもいちご栽培の好条件なのだとか。
ららん藤岡での「ふじおか やよいひめ 苺フェス2024」での賑わい、フルッティロッソの柴山さんのようにもともと農家ではない人たちが地域を活性化させるために立ち上がり、頑張っておられる姿に感銘を受けました。
「ふじおか やよいひめ 苺フェス2024」の来場者の多くは群馬県及び近郊の人たちが90%で、まだまだ全国的にはメジャーではありません。
藤岡は群馬県でも南部に位置し、首都圏からも近いので、もっと知られるようになると良いなと感じました。
しかし今回改めて感じましたが、日本のいちごは美味しいですね。
モニターツアーには台湾から若い女性が来ていましたが、日本のいちごはすごく美味しいと言っていました。
世界的に見るといちご生産量の1位は中国、アメリカ、トルコと続いて日本は11位。
しかし、美味しさでは日本のいちごは世界一ではないかと思います。
がんばれ、日本のいちご! がんばれ群馬のやよいひめ!
文・写真・シンジーノ/提供元・たびこふれ
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