■4打席連続HRで近鉄が優勝

伊東氏が振り返った試合は、1989年の優勝争いの最中に行われたダブルヘッダー。

ブライアント氏が第1試合で3打席連続ホームラン、第2試合の第1打席でもホームランで、4打席連続ホームラン。試合も連勝し、勢いに乗った近鉄が優勝した。

当時西武は1985~1988年まで4連覇。その後1990~94年も5連覇を達成しており、1989年も優勝していれば10連覇だった。黄金時代の西武を倒したブライアント氏の4打席連続ホームランは「奇跡の4連発」と言われ、野球ファンに強いインパクトを残している。