三伏の「初伏・中伏・末伏」とは
ここからは「三伏」の「初伏・中伏・末伏」について解説します。
「初伏・中伏・末伏」の時期
「三伏」は「初伏・中伏・末伏」の総称とされます。
それぞれ夏至後の第3の庚の日を「初伏」、第4の庚の日を「中伏」、立秋後の最初の庚の日を「末伏」と呼びます。
その3つをまとめて「三伏」と呼ぶわけです。
・初伏:7月11日~7月20日頃の梅雨明け前
・中伏:7月21日~8月9日頃の梅雨明け頃
・末伏:8月10日~8月19日頃の立秋後
つまり、どれも夏の時期を表す言葉となります。
「庚の日」とは
「庚の日」は「十干」の7番目に当たる日を意味します。
「十干」は甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸の10の要素からなるもので、古代中国で考案された陰陽五行思想が始まりとのことです。
現代ではあまり見かけませんが、古くからのしきたりなどでは「庚の日」のように陰陽五行思想から成る季節の表現が存在します。
なお、日本では十二支と合わせて暦の表示などに使用されるのが特徴です。