夏に関する言葉の1つ、それが「三伏」です。
しかし、その字面からでは意味がまったく予想できません。
現に「三伏」が何を指すのかわからない人もいるはずです。
今回はそんな「三伏」とは何かを解説します。
目次
・「三伏」とは
・三伏の意味
・三伏の時期に控えるべきとされること
・三伏の「初伏・中伏・末伏」とは
・「初伏・中伏・末伏」の時期
・「庚の日」とは
・時候の挨拶に用いられてきた「三伏」
・暑中見舞いで用いられる「三伏」
・暑中見舞いを送る時期
・まとめ
「三伏」とは
ここでは「三伏」の意味を解説します。
三伏の意味
「三伏」とは、夏の最も暑い時期を意味する言葉です。
「初伏・中伏・末伏」という3つ日を総称でもあります。
なお、この言葉は三重に折り曲げて押し伏せることも意味します。
ただし、通常「三伏」は夏の最も暑い時期のことを指し、折り曲げたり押し伏せたりする意味ではあまり使用されません。
その点は注意が必要となるでしょう。
三伏の時期に控えるべきとされること
「三伏」の時期は控えるべきとされることがあります。
例えば、この日は「種まきに適していない」とされています。
特に古代中国の陰陽五行思想では「夏=火」「秋=金」に当たることから「夏至から立秋にかけて様々なことを控えるべきだ」という考えがありました。
その考え方が日本にも伝わってきたとされています。
ちなみに「三伏」では種まきだけでなく、療養・遠行・男女和合などもすべて慎むべき日とされています。