高丘陽平(バンクーバー・ホワイトキャップス/カナダ)
2023シーズンのJリーグ開幕直前に、現在所属するバンクーバー・ホワイトキャップスへの移籍が発表された高丘陽平。これまでA代表への招集はないが、代表での活躍が十分に期待できる選手の1人だ。
かつて所属していた横浜F・マリノスでは2022シーズン、リーグ戦全試合に出場し優勝に貢献。同年のベストイレブンにも選出された。卓越した足元の技術に正確なフィードも併せ持ち、セービン力だけでなく最後方から攻撃の起点としての働きも期待できる。また、ハイラインを敷くDFの背後をカバーできる守備範囲の広さも売りの1つ。ラインを高くすることも多い今の日本代表の戦術に合った特徴を持つことからも、招集されれば活躍は十分見込めるだろう。
バンクーバーへ移籍後も、加入初年度ながら多くの出場機会を得ておりチームからの信頼のほどもうかがえる。能力と国内外における実績から、今後代表での守護神争いに加わってほしい選手の1人であることは間違いない。
小島亨介(アルビレックス新潟)
昨2023年はリーグ30試合に出場し、最後方から久しぶりのJ1へ臨んだアルビレックス新潟を支えた小島享介。10月には残念ながら出場はなかったが日本代表にも選出され、クラブにおける活躍は間違いなく代表を率いる森保一監督に評価されていると言えよう。
高いセービング力はもちろん、足元の技術にも長け安定したビルドアップが可能なことは大きな武器。他の候補と比べてもなお魅力的に映るその武器が代表の舞台ではどう活きるのか、試してほしいと思うファンやサポーターは数多くいるだろう。
現状では、海外組はもちろん国内でもアジアカップメンバーに選出された前川黛也と比較して序列が低いのかもしれないが、クラブでの活躍を見れば早くA代表デビューをと望む声が聞こえても不思議はない。