■「私が全額お支払いします」
フォーデン校長の情け容赦のない手紙に、世間は炎上。「このパンデミックの中、どこの家庭も余裕があると思っているわけ?」「貧困家庭の子供たちは飢え死にしても構わないということ?」といった批判が相次ぐ事態となった。
このニュースを知って心を痛めたのが、自身も4人の子供を育てるシモンさんだった。「子供たちを空腹にさせるわけにはいかない」と感じた彼は、同校のTwitterに「私がその未納分全額をお支払いしましょうか?」と書き込んだ。
■理解を求める学校
相次ぐ批判に対しフォーデン校長は、本当に支払えず困っている家庭があることも把握しているとしたうえで、「ただ、大半は『支払えるのに払わない』というご家庭です。その方たちに対し、何かアクションを取らなければなりませんでした」と釈明した。
いずれにしても、未納の家庭は州の評議会から請求書が送られ、所得を証明させられるケースも多々だとして、さらなる理解を求めるメールを保護者宛てに送っている。