■カンボジア
「少し古い話で恐縮ですが、ご存じの通り、カンボジアは1975年から4年間、ポル・ポトが率いるカンボジア共産党『クメール・ルージュ』に支配されてきました。この時期のカンボジアは現代史最悪の残虐非道が横行し、医師や教員、公務員、芸術家、宗教家を中心に国民の3割近くが虐殺されています」
40代以上の方なら聞き覚えがある「カンボジア難民」とは、この迫害を逃れようと海外に脱出した人たちのことである。
「“原始共産主義社会”を夢見たポル・ポトは、現代的な文化や知識を排除するため、何も知らない子供を洗脳して兵士や虐殺の手先に仕立てていきました。そしてその子供たちが、強制収容所に送り込まれた大人たちを、棍棒で脳しょうが飛び出るまで殴りつける、身体中に釘を打ち込む、ペンチで舌や歯を抜き取るなどの残虐な拷問を加えて処刑したのです」
“思想改造”された子供たちは、まるでゲームで競い合うように自分の親や恩師まで殺したという。その瞬間、大人たちは死への恐怖よりも、変わり果てた子供たちの姿に一番の苦痛を覚えたのではないだろうか。
(文=山野一十)
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提供元・TOCANA
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