株式会社KADOKAWAは7月12日、6月8日に発覚した同社グループへのサイバー攻撃に関連し、サイバー攻撃を行ったとされる組織が公開した情報が、インターネット上で拡散されている問題について、対応の進捗状況を報告しました。

 先に行われた7月10日の発表では、株式会社KADOKAWA、株式会社ドワンゴ、学校法人角川ドワンゴ学園による横断対策チームを結成。「悪質な情報拡散行為」に対する措置を強化していることも明らかにしていました。

 7月12日に発表された「措置の進捗状況について」では、匿名掲示板やSNS上での巡回監視、ユーザーからの情報提供に基づき、投稿の削除申請を行い、スパムメールなどの対処は警察と連携して行っていることが報告されています。

KADOKAWA、悪質情報拡散者を刑事告訴へ 削除済み書き込みも含め法的措置を進行中
(画像=『おたくま経済新聞』より 引用)

 また、悪質な情報拡散行為については、SNSおよび匿名掲示板の運営者に対してすでに削除要請を行い、複数の投稿については削除が確認されているそうです。

 さらに、発信者情報開示請求を開始し、特定した発信者に対して法的措置の準備も行っているとのこと。悪質性の高い情報拡散者については、証拠保全の上、削除済みの書き込みも含めて刑事告訴・刑事告発などの法的措置に向けた作業を進行中だとしています。

 KADOKAWAは改めて、「他者の個人情報を不正に発信する行為は、その行為自体が法的に罰せられる可能性があります」「フェイク情報の発信、誹謗中傷行為も違法です。これらの行為は絶対におやめください」と、強く訴えています。

 KADOKAWAでは現在、社外のセキュリティ専門企業の支援を受けながら原因の分析作業が進められており、漏洩情報の確認が進み次第、プレスリリースおよび公式Xを通じて随時情報をお知らせすると述べています。関係者のプライバシーと安全を守るために全力を尽くし、再発防止に努める方針です。

【悪質な情報拡散行為の件数(7月10日時点)】

――株式会社ドワンゴ:420件 (X(旧Twitter):133件、5ちゃんねる:237件、まとめサイト:26件、Discord・その他:24件)

――学校法人角川ドワンゴ学園:53件 (X(旧Twitter):8件、5ちゃんねる:41件、まとめサイト:1件、その他:3件)  

<参考・引用>
株式会社KADOKAWA「悪質な情報拡散行為等に対する措置の進捗状況について」(7月12日発表)
KADOKAWA公式X(@KADOKAWA_corp)
※画像は7月12日に発表されたプレスリリースのスクリーンショットです。

提供元・おたくま経済新聞

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