必ず中層域まで探ろう
ベイト反応は真下に映っているので、遠投はせずに20mほどキャスト。ボトムまでフォールさせて15~20回ほどリトリーブさせて、中層域までのレンジをしっかりと探ってやる。
なぜ中層域のレンジまで探るのか。スイミングでのメインターゲットとなるオオモンハタは、ハタの中でもかなり遊泳力に優れた魚で、地形に着くのではなくベイトの真下に張り着く形で中層を泳いでいることが多い。
特に経験上10巻き前後でのバイトが非常に多いため、最低でも15回は巻き上げる必要がある。リトリーブ速度は、1秒あたり1.5~2巻き程度が適当だろう。
まずはアカハタが登場
開始早々に着底からの巻き上げ直後にゴンッ!と心地良いバイト。フッキングを入れると、30cm少し超えたきれいなアカハタだった。アカハタもスイミングで5巻き以下のレンジで掛かることが多い。特にベイトフィッシュを意識した個体は中層域にまで追うこともあるので、ボトムをたたくだけでは完全な攻略とはいかないだろう。
本命オオモンハタも浮上
その後も、引き続き同じ要領でスイミングで攻めていくと、8巻きほどしたところでガツンとバイト。先ほどよりグングンと遊泳力のある引きで楽しませてくれたのは、40cm弱のオオモンハタだ。まさにセオリー通りの気持ちのいい釣れ方だった。
ボトム重視へ作戦変更
その後もアカハタを拾いつつ、大型の反応を探る。8時半を過ぎたところでベイト反応が薄くなってきた。そこで、今度はキビナゴ意識のセッティングから、ネンブツダイなどのボトムに居着くベイトフィッシュをイメージしたアプローチを仕掛けていく。
ジグヘッドの重さを28gから45gに変更。ワームも扁平型のワームの方が良いと考え、バルト4インチのネンブツダイカラーをセレクト。ブレードもワームに合わせて、シルバー系からゴールド系に変更した。
狙い方としてはボトム付近のベイトを演出するため、バーチカルに狙うのではなくできるだけ水平方向に巻くことを意識したいので、遠投してレンジを上げすぎないように心がけると良い。