■ピーター・ラッセル
米・純粋知性科学研究所のピーター・ラッセル氏は、大学で数学、理論物理学、コンピュータサイエンスを学んだ後、瞑想と東洋哲学を学ぶためにインドに留学した異色の経歴を持つ。そんなラッセル氏もランザ博士に近いアイデアを語っている。
「臨死体験を研究したことで分かったのですが、どうやら個人の意識は死後に無限の意識に溶け込むようです。私が経験している意識は限定的なものです。なぜなら肉体、神経系、目や耳を通して機能しているからです。死後、肉体から意識が離れると、意識はアイデンティティを手放します。そして、無限のアイデンティティと再結合するのです。臨死体験者の多くは感覚が消失し、光へ吸い込まれる経験をしています」(ラッセル氏)