■アメリカンホラーの源流
殺人で逮捕されたゲインだが、精神病を理由に裁判が開かれることはなかった。彼はウィスコンシン州の精神病院に収容されることが決まり、その後の人生を病院で過ごした。1984年7月26日、ゲインは精神病院で呼吸不全で亡くなった。遺体はプレインフィールドの墓地の、母親の隣に葬られた。
一方で、彼の犯行はさまざまな分野、特にホラーやサイコスリラーといったジャンルの映画に多大なインスピレーションを与えた。人間を解体して加工するレザーフェイス、狂信的な母親を崇拝するノーマン・ベイツ、女性の人皮で作ったスーツを身にまとうバッファロー・ビルなど、エド・ゲイン事件の影響は明らかだ。
アメリカの恐怖と悪夢を体現したエド・ゲインの人気は今なお高く、彼の遺品はオークションで高値で取引されている。ゲインの家は1958年に放火が原因と思われる火災で焼失しているため、町に事件の痕跡は彼の墓くらいしかない。彼の墓には数年にわたって多くの人々が訪れており、墓石は幾度となく削られ、1999年には盗難騒ぎまで起きた。現在ゲインの墓石は地元博物館に所蔵されているという。
参考:「Biography」、「Murderpedia」、「Daily Mail」、ほか
※当記事は2017年の記事を再掲しています。
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提供元・TOCANA
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