ネットに接続する端末で設定する
次は、実際に各端末で接続設定する例を見ていきましょう。PCの場合はWindows、スマホの場合はiPhoneを例にしています。
PCの場合
Windowsで設置する流れは、以下のとおりです。
1. PC画面右下「ネットワークアイコン」をクリック
2. Wi-Fiがオンになっているか確認
3. 「接続可能なネットワーク一覧」にモバイルWi-Fi・ポケットWi-FiのSSIDがあるか確認。あればそのSSIDをクリック
4. パスワード入力画面でパスワードを入力
5. 接続されたら完了
スマホの場合
iPhoneで設定する流れは、以下のとおりです。
1. 「設定」を開く
2. 「Wi-Fi」を選択
3. 「接続可能なWi-Fi一覧」にモバイルWi-Fi・ポケットWi-FiのSSIDがあるか確認。あればそのSSIDをタップ
4. パスワード入力画面でパスワードを入力
5. 「接続済」もしくは「チェックマーク」が表示されれば完了
モバイルWi-Fiのメリットとデメリット
モバイルWi-Fi・ポケットWi-Fiのメリット・デメリットについても、見ていきましょう。
メリット
モバイルWi-Fi・ポケットWi-Fiのメリットは、以下のとおりです。
工事不要でインターネットを利用できる
外出先でも使える
接続台数が多い
通信費を安くできる
工事不要でインターネットを利用できる
モバイルWi-Fi・ポケットWi-Fiでは、無線でインターネットに接続するため、自宅に光回線を引くといった工事が必要ありません。
自宅に回線を引く場合は、契約してからインターネットが使えるまでに時間がかかることもあります。モバイルWi-Fi・ポケットWi-Fiであれば、契約後すぐにインターネットを使うことができ、この手軽さは大きなメリットです。
外出先でも使える
モバイルWi-Fi・ポケットWi-Fiは持ち運び可能です。会社や外出先など電波の届く範囲であれば、家だけでなく、場所を選ばずに利用できます。
光回線の場合は、自宅や会社などの回線が通った場所でしか通信できません。しかし、モバイルWi-Fi・ポケットWi-Fiがあれば、いつでもインターネットを利用できます。
接続台数が多い
モバイルWi-Fi・ポケットWi-Fiは、複数台のデバイスを同時接続できます。メーカーや端末にもよりますが、一般的には10~15台ほどのものが多いようです。
多くのデバイスをインターネットにつなげたいのであれば、モバイルWi-Fi・ポケットWi-Fiを利用するとよいでしょう。
通信費を安くできる
通信費を安く抑えられるのも、モバイルWi-Fi・ポケットWi-Fiを利用するメリットです。モバイルWi-Fi・ポケットWi-Fiは、3,000~4,000円前後の月額料金で月間のデータ容量無制限のプランが利用できます。大手キャリアのプランでは、月額料金が7,000円ほどする場合もあるでしょう。
通信費を安くしたいのであれば、モバイルWi-Fi・ポケットWi-Fiの利用を検討してみてもいいかもしれません。
デメリット
モバイルWi-Fi・ポケットWi-Fiのデメリットは、以下のとおりです。
対応エリア外では利用できない
速度制限がある
端末を持ち歩かなければならない
充電の手間が増える
対応エリア外では利用できない
モバイルWi-Fi・ポケットWi-Fiもスマホ同様に、対応エリアがあります。エリアから外れた場所で使おうとした場合は、圏外になってしまい使用できません。契約前に使いたい場所が対応エリア内であるか、確認しておくようにしましょう。
対応エリア内であっても、地下鉄・トンネルの中など、場所によっては通信が安定しないこともありえるため、注意してください。
速度制限がある
スマホと同じように、モバイルWi-Fi・ポケットWi-Fiにも通信制限があります。速度制限の条件としては、月間に決められたデータ容量以上に使った場合が一般的です。
キャリア契約の場合は容量を追加購入できますが、割高な設定になっています。基本的に、速度制限に引っかかった場合は時間が経過して自動解除されるのを待ちましょう。
端末を持ち歩かなければならない
モバイルWi-Fi・ポケットWi-Fiは常にそばにおいておかないと、インターネットへの接続はできません。つまり、持ち歩く機器がひとつ増えるのです。荷物を増やしたくない人にとっては、デメリットといえるかもしれません。
ただし、本体サイズはコンパクトで軽いものばかりです。どうしても荷物がかさばるのが嫌だという人は、よりコンパクトな機種を選ぶのがよいでしょう。
充電の手間が増える
また、モバイルWi-Fi・ポケットWi-Fiはバッテリの充電が必要です。連続稼働時間10時間以上の製品が多いため、そこまで気にすることはないでしょう。
インターネット接続する時間以外、電源を切っておけば、バッテリの持ちをよくできます。