クルマを購入する前、情報をネットで確認するというユーザーは多いと思います。

そこではさまざまな意見を読むことができますが、なかには噂レベルの話もありますし、そもそも情報発信者が誰なのか、本当に信用できる相手なのかもわかりません。

そこでここでは、再々販売となったトヨタ ランドクルーザー“70”にまつわる6つのウワサを実車で検証してみました。

目次
①ランクル”70”は維持費が高い!
②ランクル”70”は乗り心地が悪い
③ランクル”70”は内装が質素で安っぽい!?
④ランクル”70”は取り回しが悪い
⑤ランクル”70”は基本設計が古い
⑥ランクル”70”はファミリカーとして使えるの?

①ランクル”70”は維持費が高い!

ランクル”70”に関するネットのウワサを実車で検証。あのウワサは本当だった!?
(画像=『車選びドットコムマガジン』より引用)

最初にラニングコストを検証してみましょう。

まず税金ですが、排気量をもとに算出される自動車税種別割は1年間で5万円。自動車重量税は2万500円(12ヶ月分)、自賠責保険料1万1500円(12ヶ月分)、新車取得時に納める自動車税環境性能割は11万7800円。

このなかで自動車税種別割は毎年、自動車重量税、自賠責保険料は新車登録時は3年分、その後は車検毎に2年分を納めます。

燃料費は、ランクル“70”の2.8L直4ディーゼルターボエンジンの燃費(WLTCモード)は10.1km/Lなので、130Lタンクを満タンにすると約1万8070円。1年間に約6000km(月平均500km)を走行すると、年間約8万2566円の燃料費です。※2024年6月末の軽油の全国平均価格(139円/L)で計算。

とはいえ、燃料が軽油なので、この手のクルマとして見れば、すごく高いというほどではありません。

自前の駐車場が無いオーナーは、上記のほかに駐車場代が掛かります。盗難の心配もあるので、駐車場所は慎重に考えないとならないでしょう。

ランドクルーザー“70”のボディサイズは、全長4,890mm×全幅1,870mm×全高1,920mm、車両重量2,300kg。大きなボディかつ、セキュリティの高い駐車場となると、それなりの費用が掛かります。

排気量2.8Lのエンジン、2,300kgの車重、リッターあたり約10kmの燃費など、ランクル”70”の維持費は決しては安いとは言えないでしょう。