<トップ画像/写真提供:福島県観光物産交流協会>

こんにちは!たびこふれライターの中尾です。

尾瀬シリーズの3本目の記事です。2023年は尾瀬に5回訪問しました。7月上旬から中旬にかけて尾瀬を黄色に染めるニッコウキスゲを見たいと思い、3回目の尾瀬は7月上旬にニッコウキスゲの見頃にスケジュールを合わせて訪問しました。これまでの2回は群馬県の鳩待峠から尾瀬入りしましたが、今回は福島県の御池から尾瀬入りして、御池に戻る尾瀬紀行となりました。果たしてニッコウキスゲはどうだったのか?

今回も最後までお付き合いくださいませ。

目次
夏の尾瀬
尾瀬1日目【2023年7月9日】

夏の尾瀬

春(5~6月)が終わると足早に夏の尾瀬に様変わります。夏の尾瀬は7月から8月中旬頃までです。7月は梅雨が始まり、梅雨が終わる時期でもあります。尾瀬は湿地帯なので雨が多いのですが、特に7月は雨が多い時期が続きます。逆に高山植物も見頃を迎えて華やかな花のオンパレード。ニッコウキスゲを代表格とし、さまざまな花々が湿原を彩ります。しかし、1,400m~1,600mの高層地帯なので、夏は短くお盆を過ぎると秋の風が尾瀬を吹き抜けていきます。梅雨の長雨に当たる可能性が高いですが、7月の尾瀬が一番高山植物を愛でる時期だと思います。

雨具と雨対策をしっかりして尾瀬に向かってみましょう!

尾瀬1日目【2023年7月9日】

【行程】

桧枝岐温泉【7:55発】ーーー御池駐車場【8:10着/8:25発】(標高1,500m)===<シャトルバス(有料)>===沼山峠口【8:45着/8:58発】(標高1,700m)・・・沼山峠【9:15通過】・・・大江湿原【9:38通過】・・・尾瀬沼東岸【10:14着/10:56発】(標高1,665m)・・<尾瀬沼北岸道>・・沼尻【12:07着/12:42発】・・・白砂湿原【12:54着/13:12発】...白砂峠【13:16通過】・・・見晴【14:29着】(標高1,400m)<泊>

天候:曇り

桧枝岐温泉(ひのえまたおんせん)

ニッコウキスゲなどカラフルな花々が湿原を彩る夏(7月)の尾瀬
(画像=『たびこふれ』より引用)

今回の尾瀬は御池から入ります。前泊は福島県桧枝岐村(ひのえまたむら)の桧枝岐温泉に宿泊しました。選んだ宿泊施設は「ますや旅館」です。桧枝岐温泉は小規模の旅館が多く家庭的なサービスです。ますや旅館は露天風呂もあり、とても良かったです。

>>ますや旅館公式サイトはこちら

ニッコウキスゲなどカラフルな花々が湿原を彩る夏(7月)の尾瀬
(画像=『たびこふれ』より引用)

出発時、旅館の看板ネコが玄関までお見送りにきてくれました。

ニッコウキスゲなどカラフルな花々が湿原を彩る夏(7月)の尾瀬
(画像=『たびこふれ』より引用)

バイバ~イって挨拶したら持ち場へ戻っていきました(笑)

御池(みいけ)標高1,500m

ニッコウキスゲなどカラフルな花々が湿原を彩る夏(7月)の尾瀬
(画像=『たびこふれ』より引用)

桧枝岐温泉街から御池(みいけ)まで車で15分程度です。御池は尾瀬の福島県側からの玄関口になります。マイカーはこちらの駐車場に駐車します。駐車料は1台1,000円、駐車可能台数は400台です。御池駐車場が満車の場合は、手前の七入まで戻ることになります。

ニッコウキスゲなどカラフルな花々が湿原を彩る夏(7月)の尾瀬
(画像=『たびこふれ』より引用)

御池ロッジには売店、食堂、トイレがあります。なお、御池と沼山峠口間の9.6kmはマイカー規制が行われています。この区間はシャトルバスを利用します。料金は大人片道600円です。所要時間は約20分です。

ニッコウキスゲなどカラフルな花々が湿原を彩る夏(7月)の尾瀬
(画像=『たびこふれ』より引用)

御池と沼山峠口を結ぶシャトルバスです。一部、電気バスを使用しています。

沼山峠口(ぬまやまとうげくち)標高1,700m

ニッコウキスゲなどカラフルな花々が湿原を彩る夏(7月)の尾瀬
(画像=『たびこふれ』より引用)

沼山峠休憩所です。売店とトイレがあります。

沼山峠口⇒沼山峠

ニッコウキスゲなどカラフルな花々が湿原を彩る夏(7月)の尾瀬
(画像=『たびこふれ』より引用)

【8:58発】沼山峠口の登山道入口です。なお、沼山峠口から御池への最終バスは17:00頃になります。鳩待峠の乗合バスは、人数が集まったら乗合タクシーが出ますが、こちらはシャトルバスのみの運行です。帰りのバスに乗り遅れないように注意しましょう。

ニッコウキスゲなどカラフルな花々が湿原を彩る夏(7月)の尾瀬
(画像=『たびこふれ』より引用)

登山道は木の階段と木道が中心です。沼山峠までは上り坂です。急な坂はなく、快適に進めることができます。

ニッコウキスゲなどカラフルな花々が湿原を彩る夏(7月)の尾瀬
(画像=『たびこふれ』より引用)

【9:15通過】沼山峠口から17分で沼山峠に達しました。展望台にはこのようなベンチが設置されています。

ニッコウキスゲなどカラフルな花々が湿原を彩る夏(7月)の尾瀬
(画像=『たびこふれ』より引用)

沼山峠展望台から木々の合間から沼山峠が見えました。

沼山峠⇒大江湿原⇒尾瀬沼東岸

ニッコウキスゲなどカラフルな花々が湿原を彩る夏(7月)の尾瀬
(画像=『たびこふれ』より引用)

沼山峠から大江湿原までは下り坂です。急な下り坂はありません。

ニッコウキスゲなどカラフルな花々が湿原を彩る夏(7月)の尾瀬
(画像=『たびこふれ』より引用)

大江湿原【9:38通過】です。

ニッコウキスゲなどカラフルな花々が湿原を彩る夏(7月)の尾瀬
(画像=『たびこふれ』より引用)

ニッコウキスゲの群落で有名なところです。さっそく、ニッコウキスゲが出迎えてくれました。

ニッコウキスゲなどカラフルな花々が湿原を彩る夏(7月)の尾瀬
(画像=『たびこふれ』より引用)

【9:45通過】小渕沢田代への分岐点です。ここから約50分進むと小渕沢田代へ行くことができます。

ニッコウキスゲなどカラフルな花々が湿原を彩る夏(7月)の尾瀬
(画像=『たびこふれ』より引用)

大江湿原は南北に長い湿原地帯です。通過に30分くらいかかります。その間、さまざまな高山植物を見ることができます。

ニッコウキスゲなどカラフルな花々が湿原を彩る夏(7月)の尾瀬
(画像=『たびこふれ』より引用)

正面に尾瀬沼が見えてきました。

ニッコウキスゲなどカラフルな花々が湿原を彩る夏(7月)の尾瀬
(画像=『たびこふれ』より引用)

分岐点です。道へ進むと尾瀬沼北岸道経由、沼尻、見晴へ、真っすぐ進むと尾瀬沼東岸です。

ニッコウキスゲなどカラフルな花々が湿原を彩る夏(7月)の尾瀬
(画像=『たびこふれ』より引用)

【10:14着】尾瀬沼東岸の長蔵小屋の売店で休憩します。尾瀬沼東岸の標高は1,665mです。

ニッコウキスゲなどカラフルな花々が湿原を彩る夏(7月)の尾瀬
(画像=『たびこふれ』より引用)

ビールも冷えています!

ニッコウキスゲなどカラフルな花々が湿原を彩る夏(7月)の尾瀬
(画像=『たびこふれ』より引用)

ビールを飲みたかったですが、コーヒーをいただきます。コーヒーは本格的に淹れていますのでとても美味しいです。尾瀬でコーヒーを飲める店は限られていますので貴重です。

ニッコウキスゲなどカラフルな花々が湿原を彩る夏(7月)の尾瀬
(画像=『たびこふれ』より引用)

尾瀬沼ビジターセンターです。尾瀬に関する情報を提供してくれます。時間があれば立ち寄りましょう。

  • 開館時期 : 5月中旬 ~ 10月下旬 (開館期間中は休館日なし)
  • 開館時間 : 7:30 ~ 16:00
  • 公式サイト:尾瀬沼ビジターセンター
ニッコウキスゲなどカラフルな花々が湿原を彩る夏(7月)の尾瀬
(画像=『たびこふれ』より引用)

尾瀬沼東岸から見た燧ヶ岳(ひうちがたけ)です。山頂部分が雲で覆われていました。
【10:56発】それでは尾瀬沼北岸道を経由して見晴へ向かいましょう。

尾瀬沼東岸⇒<尾瀬沼北岸道>⇒沼尻⇒白砂峠⇒見晴

ニッコウキスゲなどカラフルな花々が湿原を彩る夏(7月)の尾瀬
(画像=『たびこふれ』より引用)

【11:04通過】再び分岐点です。真っすぐ進むと沼山峠口、左に曲がると尾瀬沼北岸道経由、見晴です。

ニッコウキスゲなどカラフルな花々が湿原を彩る夏(7月)の尾瀬
(画像=『たびこふれ』より引用)

大江湿原です。南側から北側を見渡したところです。黄色に染まるニッコウキスゲの大群落が...。ありません...。2023年はミズバショウ同様、5月中旬の霜の被害に遭い、ニッコウキスゲもパラパラとしか咲かなかったそうです。

<尾瀬沼北岸道から見晴への様子は『ミズバショウが咲き誇る春(6月)の尾瀬を歩く』でレポートしていますので割愛します>

ニッコウキスゲなどカラフルな花々が湿原を彩る夏(7月)の尾瀬
(画像=『たびこふれ』より引用)

【12:07着/12:42発】沼尻です。しばらく休憩を取ります。

ニッコウキスゲなどカラフルな花々が湿原を彩る夏(7月)の尾瀬
(画像=『たびこふれ』より引用)

【12:54着/13:12発】白砂湿原です。

ニッコウキスゲなどカラフルな花々が湿原を彩る夏(7月)の尾瀬
(画像=『たびこふれ』より引用)

【13:16通過】白砂峠です。

ニッコウキスゲなどカラフルな花々が湿原を彩る夏(7月)の尾瀬
(画像=『たびこふれ』より引用)

【14:29着】見晴(標高1,400m)に到着しました。

ニッコウキスゲなどカラフルな花々が湿原を彩る夏(7月)の尾瀬
(画像=『たびこふれ』より引用)

明日は晴れるかな?