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囚人が基礎を作った美しいガーデン
アルカトラズ島は野鳥の保護地

囚人が基礎を作った美しいガーデン

灯台から、セルハウスを見上げるようにのびる坂をくだると、刑務所とは思えないほど美しい花に囲まれた庭園があります。ここは囚人だったエリオット・ミッチェナーが作った庭。彼は1941年から何年もかけて、コテージ風の花の庭を作りあげました。所長夫妻の信頼も厚かったそう。

刑務所が閉鎖されると庭園は失われてしまいましたが、2003年にゴールデンゲート国立公園の支援によってよみがえりました。明るい色の花々がかつての刑務所の建物に映えています。ミッチェナーの半生を描いた絵本のプレートが、花壇に沿って展示されているのも必見です!

【アメリカ】サンフランシスコの脱出不可能な監獄島アルカトラズ!映画のようにドラマチックな島を満喫
(画像=<セルハウスを彩る庭園の花>、『たびこふれ』より引用)

アルカトラズ島は野鳥の保護地

刑務所の島だったアルカトラズ島は、現在では「ゴールデンゲート生物圏保護区」の一部となっています。島内ではカモメをはじめとする野鳥を保護。かつて絶滅寸前になりながら、保護によってその危機を脱したユキコサギは、この島の代表的な鳥です。ふさふさした冠羽が美しく、彼らが群れで暮らす様子は見応えあり。白と黒のコントラストが印象的なカナダガンなども見られますよ。刑務所の歴史とともに、ぜひ野鳥にも目を向けてみてくださいね。

【アメリカ】サンフランシスコの脱出不可能な監獄島アルカトラズ!映画のようにドラマチックな島を満喫
(画像=<島の西部の木に止まるユキコサギ>、『たびこふれ』より引用)