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アルカトラズ脱出!驚愕の首人形と通気口の穴
灯台前は眺望抜群!霧のゴールデン・ゲート・ブリッジ
アルカトラズ脱出!驚愕の首人形と通気口の穴
アルカトラズから脱獄を計った囚人は計36人。脱出途中に身柄を確保されたり、射殺されたりで、成功した者は1人もいないと言われています。そんな中で最も有名なのは、1962年の映画「アルカトラズからの脱出」のモチーフとなったフランク・モリスとアングリン兄弟による脱出劇。この3人がいた独房が、セルハウス見物のハイライトです。
モリスたちは食堂からこっそり持ち帰ったスプーンを13本も使い、2年がかりでコツコツと通気口を拡大して脱出経路を作ります。脱出後に見回りの看守に気が付かれないよう、石鹸やセメント、絵の具で作ったダミーの頭部を用意していたところがスゴイ。自分たちに似せた首人形をベッドの頭の部分に置いて、毛布をかけて眠っているかのように偽装したのです。この様子が独房に再現されています。
実際にダミーヘッドが置かれた独房のベッドを見ると、それは迫力。通気口の穴も大きく開けられており、「夜間にこんな風にせっせと掘るのは大変だっただろうな...」と変に感心してしまいます。看守の目から見た、ドラマ仕立てのオーディオガイドも緊迫感があります。
その後、海に出た3人の行方はわからず。レインコートで作った筏まで用意していたそうですが、冷たく速い潮流に飲まれて死亡したとされています。しかし本当の結末は誰にもわかりません。
灯台前は眺望抜群!霧のゴールデン・ゲート・ブリッジ
セルハウスから島の西側の海が見える外へ出ると、そこは灯台が立つ爽快な空間。映画「ザ・ロック」で主人公が奮戦した灯台の周囲からは、サンフランシスコの街やゴールデン・ゲート・ブリッジを一望できます。これが絶景です!
海の向こうに広がるサンフランシスコの街にはびっくりするような急坂が並行して並び、「なるほど、ケーブルカーが必要なわけだ」と深く納得。ゴールデン・ゲート・ブリッジがあっという間に霧に包まれる様子も圧巻です。ダイナミックな光景に目を奪われます。
灯台のすぐ近くには刑務所長邸もあります。最も眺望が良い場所にあるあたり、さすがという感じです。