② 線路がかなり曲がっている
狭いスペースに無理くり駅を作ったため、線路がこのように「くねくね」しているのも名鉄名古屋駅の特徴です。
電車が到着した際、ホーム下にある警告灯が点滅します。ホームがくねくねしてしまっているためホームと電車の間が広く開いているところがあるため、転落しないように警告しているのです。転落は見たことがないですが、夏、乗車しようとしてサンダルを落とした人がいました。履物にも注意が必要です。
③ さまざまな仕組みで誤乗防止とスムーズな乗車を促していますさて、ホームを見てみるといろんな色のテープが張られています。これはいったい何でしょうか。
先述したとおり、名鉄名古屋駅は2本のホームで県内各方面に向かう列車をさばいています。各方面別に並ぶ位置を色分けしてスムーズに乗車できるように工夫されているのです。
ホームの向こうには停車位置番号と行き先も掲示されています。津島・弥冨方面の電車はもうすぐ来るから赤色の乗車位置のところで待っていてくださいね、と示されています。
また、次に来る列車と停車駅も上の電光掲示板で示されていて誤乗防止にも努めています。
名鉄名古屋駅の列車案内はテレビ式ですが、行き先が四角で囲われています。豊橋は青色、下の中部国際空港は赤色ですがこれも整列位置を示しています(一番上の中部国際空港は枠がないですが、次来る列車は点滅していて写真では消えてしまっています)。
④ 通称「DJブース」で駅員が列車案内を肉声でしますホームの南端に人が入ったブースがあるのがおわかりでしょうか。
ここは通称「DJブース」と呼ばれるスペースで、名鉄の職員さんがここに入って列車の案内を肉声で行います。ラッシュ時で2分に一本、空いている時間でも3-4分に1本電車が入ってくるこの駅では、他の駅で行っているような自動音声ではアナウンスが間に合いません。
列車が出た瞬間から次の列車の種別、行き先、停車駅などのアナウンスを始め、アナウンスを終えたくらいでちょうど列車が入線するように話し終えています。非常に集中力を要する仕事のようで15分で他の職員に交代しています。