ベントレーモーターズは、第4世代となる新型『コンチネンタルGT スピード』、「コンチネンタルGTCスピード」の2車種を、2024年6月25日(現地時間)に発表しました。
完全新設計の「ウルトラ・パフォーマンス・ハイブリッド」
今回発表された第4世代のコンチネンタルGT スピードにおいてもっとも注目すべき点は、2010年から搭載され続けてきたW12エンジンに代わって搭載される、完全新設計のV8ハイブリッド・パワートレイン、『ウルトラ・パフォーマンス・ハイブリッド』であることは間違いありません。最高出力600psの4リッターV8ツインターボエンジンをベースとしたこのパワートレインは、190psのモーターを組み合わせることで、システム最高出力は782ps、最大トルク1000N・mを実現。この数値は、105年にわたるベントレーの歴史で、もっともパワフルなロードカーであることを示しています。
この強力なパワーは、8速デュアル・クラッチ・トランスミッションとエレクトロニック・リミテッド・スリップ・デファレンシャル(eLSD)を介して、余すことなく4輪に伝達され強力なトラクションを現実のものとしています。
足回りは新開発の2チャンバー・エアスプリングとデュアル・バルブダンパーで構成され、ここにトルクベクタリング機能付きアクティブAWDをはじめ、四輪操舵システム、電子制御式リミテッドスリップディファレンシャル、ベントレーダイナミックライド(48V電動アクティブアンチロールコントロール)などの最新のシャシーテクノロジーを搭載。パフォーマンス、ハンドリング、そして快適性が大きく向上しているとされています。 さらに新型では、ハイブリッドバッテリーをリアアクスル後方にレイアウトすることで、49対51というリア寄りの重量配分を実現。これによりベントレー史上最もダイナミックなドライビングを体感できるとアナウンスされています。
新型コンチネンタルGTスピードの最高速は335km/h
ベントレー史上もっともパワフルなパワートレインと、新のシャシーテクノロジーから生み出される新型コンチネンタルGTの、0-100km/h記録は3.2秒。最高速は公称で335km/hとされています。この335km/hという数値は、地球上でもっとも長く深い海底道路トンネルであるノルウェーのリフュルケトンネルにおいて、非公式でありながら最高速度335km/hを達成したことをベントレーが発表したことから公になったもの。
この海底トンネルでの世界最速記録に挑戦したプロジェクト、そして舞台裏などの映像は、後日公開の予定とされています。
オープントップバージョン、GTCスピードも同時発表
今回の発表では、オープントップバージョンである、新型コンチネンタルGTCスピードも同時にお披露目されています。クーペと同時にコンバーチブルの新型GTCが発売されるのはコンチネンタルシリーズ史上初のこと。この新型GTCには、ベントレーの7ボウ ファブリック ルーフ システムが搭載され、48km/h以下のスピードであれば走行中でも展開が可能です(所要時間は19秒)。また、エクステリカラーはツイードを含む7色から選択することが可能。 動力性能については、0-100km/h加速が3.4秒、最高速度は285km/h(電子制御により制限)と公表されています。
デザイン革命とも呼べる変貌ぶり
新型コンチネンタルGTは、新設計のV8ハイブリッド・パワートレイン、『ウルトラ・パフォーマンス・ハイブリッド』だけでなく、新たなデザインDNAにも注目です。
とくにフロントフェイスでは、過去20年で最大の変貌を遂げていることが確認でき、ベントレーの主力モデルにおいて、シングルヘッドライトが採用されるのは1950年代以来のことだとされています。
また、ベントレーが世界に誇るインテリアのデザイン、素材、品質、クラフツマンシップに加え、ウェルネスを重視したシートテクノロジーや新設計のエアーイオナイザー、3Dテクスチャーのレザー、新デザインのモダンなキルティング、新しいテクニカル仕上げのダーククロームなどが新たに導入されていることからも、新たなデザインDNAの息吹を大いに感じることができるでしょう。
納車は第3四半期に開始予定
新型コンチネンタルGTスピードは、英国クルー本社のドリームファクトリーにおいて、すべて手作業にて製作が進められ、生産および納車は、第3四半期に開始予定とアナウンスされています。
文 菅原 晃
提供元・JPRIME
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