- 日本の対外直接投資残高:2022年
図2が2022年の対外直接投資残高です。
上位国の顔ぶれや順位はあまり変わりませんが、各国の金額が大きく拡大している事がわかりますね。
例えばアメリカへの対外直接投資残高は、2005年で17兆円程度でしたが、2022年では90兆円と5倍以上に拡大しています。
オランダや中国、イギリスなどもシェアはそれほど変わりませんが、金額がそれぞれ数倍に膨れ上がっているのがわかりますね。
もちろん、収益の再投資や株式資本の追加等で増えている分もあると思いますが、ストックは時価評価されますので株価の上昇も寄与しているかもしれません。
- 日本の対内直接投資残高:2005年
続いて、海外から日本への対内直接投資残高についても見てみましょう。
図3が2005年の日本の相手国別にみた対内直接投資残高です。
当時はやはりアメリカの存在感が大きく、5兆円(43%)の規模だったようです。
対外直接投資が17兆円だったのとくらべると、3分の1にも満たない水準です。
続いてオランダ(1.4兆円、12%)、フランス(1.3兆円、11%)、ドイツ(0.7兆円、6%)と欧州諸国が続いています。
また、中国は上位国に入ってきません。
政治
2024/07/10
ストックから見る直接投資:相手国別残高とシェア
『アゴラ 言論プラットフォーム』より
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