日本の相手国別に見た直接投資残高の変化をご紹介します。アメリカや中国だけでなく、オランダやフランスとの関係も強いようです。
1. 日本の対外直接投資残高:2005年前回は日本の対外直接投資、対内直接投資について相手国別の推移やシェアをご紹介しました。
やはり直接投資についても日本はアメリカとの関係が強いようです。
前回ご紹介したのは、年間の変化(フロー)の数値となります。
直接投資は残高(ストック)でも集計されていますので、今回は相手国別の日本の対外・対内直接投資残高についてご紹介します。
図1は2005年の相手国別にみた対外直接投資残高です。国名の横の数値は金額[億円]です。
当時はアメリカへの投資が17兆円で39%を占めていました。
続いてオランダ4.1兆円(9%)、中国2.9兆円(6%)、イギリス2.9兆円(6%)です。
オランダやイギリスへの対外直接投資が多いというのはちょっと意外かもしれませんね。
シンガポール、タイ、オーストラリアなどアジア・大洋州地域の国が多い事も特徴的ですね。