思いがけずよい企画展に遭遇し、エルキュール・トラシェルの魅力にはまる。
驚いたというか考えてみれば納得というか胸が傷んだのは、52歳で亡くなったトラシェルの死因。普仏戦争とパリコミューンで荒廃したパリの様子に茫然自失し、病気になり、亡くなったそう。美を愛し、美と共に、美のために生きた彼には、醜悪な世界が耐えられなかったのでしょうね。
さらに、”印象派誕生150年”イベントの一環で、オルセー美術館から、モネがリヴィエラで描いた作品が遊びに来てる。広めのお部屋に一点のみ展示。厚遇されてる~。
みかん猫に会えず残念だけれど、19世紀後半のブルジョワ系アートを大満喫。
※ 2019年7月みかん猫がいた時の訪問時の様子です
編集部より:この記事は加納雪乃さんのブログ「パリのおいしい日々5」2024年4月11日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は「パリのおいしい日々5」をご覧ください。