夏の気配を感じる頃になると、ロックフィッシュゲームを展開したくなる筆者。「釣って良し!、食べて良し!、映えて良し!」と、三拍子揃った高級魚として名高いキジハタ狙いになるのですが、このカテゴリーは、釣れる魚種が多く、喰わせ、やり取りのテクニカル面において、アングラーに求められるスペックは多く、やり甲斐も感じるのも一つの理由です。そこで今回は、アジングタックルを流用したロックフィッシュゲームをジグヘッド+シャッドテールで挑んだ模様をご紹介致します。

●熊本県のリアルタイム天気&風波情報

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター松永一幸)

アジングタックルでのライトゲームで30cm超えキジハタが連発【熊本・上天草】

上天草でライトゲーム釣行

上天草市一帯の漁港の中で、沖に沈み瀬が多く、避けるべき要因になる根掛かりし易いと有名な岩礁帯をラン&ガンで挑むことにしました。

アジングタックルでのライトゲームで30cm超えキジハタが連発【熊本・上天草】ライトゲームのタックル(作図:TSURINEWSライター松永一幸)

ジグヘッド

今回持ち込んだジグヘッドは、ミドルゲーム専用の根掛かり対策が万全なタイプに加え、シーバスゲーム用の、ボトム着底から浮きやすいヘッド形状で、尚且つレンジキープが容易なタイプの2種類をチョイス。ウエイト範囲は3~7gとしました。

アジングタックルでのライトゲームで30cm超えキジハタが連発【熊本・上天草】使用したタックル(提供:TSURINEWSライター松永一幸)

ワーム

動きがナチュラルで、スイミングのアクション時に、特にリアクションが集中したシャッドテールタイプをチョイスしました。

また、悩みのサイズとしては、ベイトサイズ的に2.5inchくらいではないか……と判断し、カラーバリエーションは3種類と豊富に揃え、その中から反応の良い物をローテーションしながら探っていきます。

活性は潮流と共に

当日の潮周りは、中潮でしたが、潮流が早いフィールドの為、沖には太くて早い潮流である水道が通っています。

アジングタックルでのライトゲームで30cm超えキジハタが連発【熊本・上天草】足元は根掛かり必至(提供:TSURINEWSライター松永一幸)

正直、用意したウエイト範囲では、手に余る程の流れに少し、フィールド選択ミスも考えられましたが、観察を続けると、引かれる潮と足元の岩礁帯にぶつかり、反転する潮とで潮目を形成し、尚且つその潮目は、沖の水道へ導かれる形のポイントを発見しました。この雰囲気なら、筆者の用意したタックルでエントリー出来ると判断し、そのポイントを重点的に探ることにします。

まずは、3gのシーバス用のジグヘッドにチャートイエローのワームで様子をみてみます。すると、良い形で期待を裏切られることになります。なんと、小型のガシラが爆釣です。しかも、一投目から小柄にも関わらず、ルアーを丸呑みです。勿論、成長の遅い魚種ですので、傷付けず優しくリリースします。