16曲目はTK Soloからの「Get Wild Continua」。「Get Wild」に会場のボルテージはもはや条件反射で(笑)、最高潮! なのですが、え?もう「Get Wild」、ちょっと早くない?これでラストじゃないよねと、いつも終盤に演奏される代表曲がこのタイミング?と、一瞬だけセットリストの構成が不安になりました。
しかし、”何にも、怖く~わ~な~い”の歌詞で、みんなが一斉に右手の人差し指を立てながら下から上に徐々に上げていくフリに、会場の一体感を堪能しつつ「うちの推し、人気あるなぁ」と俯瞰しつつ、かと思えばサビでは体力のかぎりジャンプをしまくって、がっつり汗びっちょです。
17曲目は「ACCIDENT」。一つ前のSTAND 3 FINAL ツアーで最高のアレンジだったこの曲をこのツアーでも持ってくるのかー。うん、そうだよね。STAND 3 FINALはホールツアー。YONMARUはアリーナツアー。より多くの人に39年前の曲が、2024年の音でこんなにかっこよくなったよって、見せつけたいよね。
18曲目は、同じくSTAND 3 FINAL ツアーでも披露した「ELECTRIC PROPHET」。え?このタイミングでこの曲?
「ELECTRIC PROPHET」はTM NETWORKにとって重要な楽曲だけど、このタイミングで大人しめのこの曲を演奏するとは!あれ?これが最後のツアーですよ。フェスティバルですよ。祭りですよ。盛り上がる曲、いっぱいありますよね。ね。で、ここからラストに向けて次はどの曲をもってくるんだろ?と考えをめぐらせている間に、ステージを去る3人。えーーーー終わっちゃう!
そして、そのまま19曲目のインスト曲「intelligence Days」とともにスタッフロールが流れて終了。
と、ここまでが、YONMARUツアー前半(35~38公演)のセットリスト。公式から特にアナウンスはなかったものの、勝手にYONMARUツアーはお祭りで、ノリノリ曲のオンパレードでイエーイ!を想像していただけに、少し物足りなさを感じてしまいました。
ゲストの登場!同じ公演で2回も聴けるとは
後半(39、40公演)のKアリーナもここまでは全く同じセットリスト。え?マジで?本当にこれで終わっちゃうの?と思ったら、なんとここでゲストが登場。そのゲストとはB'zの松本孝弘さん!松本さんは1985年~89年まで、TM NETWORKのツアーのサポートメンバーとして活躍されていたので、違和感はないのですが、まさか松本さんが登場するとは!
どよめきと一緒に「まっちゃーーん!」という大きな歓声が会場中に響き渡ります。39公演目では「Be Together」を、そして40公演目ではさらに一曲加わり「Get Wild」も共演してくれました。同じ公演で「Get Wild」が2回も聴けるなんてとてもレアです。
TM NETWORKではありえないアンコールがあったこと、松本さんがゲストにきたこと、待望のノリノリ曲が演奏されたことで、歓喜に沸き立った最終公演でした。
このアンコールの2曲が、40周年ツアーに対して私が求めていた”お祭り感”そのものだったので、とても満足かつ幸せな気分で会場を後にしました。
<FANKS intelligence Days ~YONMARU~ 6公演のセットリスト>
35公演 - 4月20日(土) 東京ガーデンシアター
36公演 - 4月21日(日) 東京ガーデンシアター
37公演 - 4月26日(金) 大阪城ホール
38公演 - 4月27日(土) 大阪城ホール
39公演 - 5月18日(土) Kアリーナ 横浜
40公演 - 5月19日(日) Kアリーナ 横浜
・01 Self Control
・02 Maria Club
・03 1974
・04 Carry on the memories
・05 Confession~告白~
・06 A Day In The Girl’s Life(永遠の一瞬)
・07 Carol(Carol’s Theme I)
・08 Chase In Labyrinth(闇のラビリンス)
・09 Gia Corm Fillippo Dia(Devil’s Carnival)
・10 In The Forest (君の声が聞こえる)
・11 Carol(Carol’s Theme II)
・12 JUST ONE VICTORY(たったひとつの勝利)
・13 Coexistance
・14 Whatever Comes
・15 RAINBOW RAINBOW(陽気なアインシュタインと80年代モナリザの一夜)
・16 TK Solo ~ Get Wild Continual
・17 ACCIDENT
・18 ELECTRIC PROPHET(電気じかけの予言者)
・19 intelligence Days
アンコール
・01 Be Together(5月18日、19日のみ)
・02 Get Wild(5月19日のみ)