「小松菜」の名称
ここからは「小松菜」の名称についてまとめます。
小松菜という名前の由来
「小松菜」という名前は小松川地区にある香取神社にちなみます。
1719年、江戸幕府8代将軍の徳川吉宗が鷹狩りで西小松川を訪れたことがあったそうです。
そこで食事をする際に香取神社が選ばれ、当時神主だった亀井和泉守永範が接待することになったとか。
ただ、当時は接待に使用できるような食材はありませんでした。
そこで彼は餅のすまし汁に青菜(小松菜)を彩りに添えて出すことにしたそうです。
それを吉宗が気に入り、神社のある地名から小松菜と命名したのだとか。
なお、一説には5代将軍の徳川綱吉によって名付けられたという説もあるので起源はやや曖昧です。
地域独自の名称も
「小松菜」は江戸時代に「葛西菜」とも呼ばれていました。
また、冬場に出回っていたことから「冬菜」「雪菜」と呼ばれることもあったそうです。
それだけでなく現代でも地域ごとに独自の名称が存在します。
例えば、関西では「畑菜」という名前で呼ばれることがあります。
このように「小松菜」にはいくつかの呼び名があるので、併せて覚えておきましょう。