- 参考となる本
最後に、良い情報源をいくつか紹介しましょう。取り掛かるための私のお気に入りはロスバードです。
先に紹介した『Making Economic Sense』という本が手始めに最適です。連邦準備制度という悪魔の産物に興味があるなら 『政府は我々の貨幣に何をしたのか』という本がおすすめです。
理論や歴史についてもっと深く知りたい人は、ロスバードの『人間・経済・国家』や彼の 『経済思想史』を読んでみてください。
ロスバードは一般的に金本位制主義でした。ビットコインはまだ存在していなかったのです。しかし、もしあなたがビットコインに興味があるなら、ビットコインにおける最高のオーストリア経済学者はサイフェデン・アムスです。
彼の著書『Bitcoin Standard』、『Fiat Standard』、『Principles of Economics』をチェックしてください。
- さいごに
最後にジョン・スチュアート・ミルの言葉を引用しましょう。
真理が持っている本当の利点は、真理は一度、二度、あるいは何度も消滅するかもしれないが、時代の流れの中で、真理を再発見する人が一般に現れるということである。真理が再び姿を現すのは、迫害から逃れるという好ましい環境になり、それまでのあらゆる弾圧の試みに耐えうるほどの頭脳が出現できるようになったときである
自由そのものと同様にオーストリア経済学は、政府に嫌われるため、常に不利な立場に立たされます。しかし、国民は常に、そして時に熱く自由を望んでいます。そして国民は常に、自分たちや自分たちの子供たちが夢を追い求め、世界に正義を広げることができるような繁栄を望んでいます。
自由を守ることは終わりのない戦いですが、しかし私にとって、それは個人が参加できる最も崇高な戦いです。
編集部より:この記事は自由主義研究所のnote 2024年6月26日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は自由主義研究所のnoteをご覧ください。
政治
2024/07/02
オーストリア学派の経済学とは?
『アゴラ 言論プラットフォーム』より
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