自由主義研究所は、国際標準の自由主義である、 「クラシカルリベラリズム」(古典的自由主義) 「リバタリアニズム」 「オーストリア学派経済学」 を広げることを目的として設立した民間シンクタンクです。

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こんにちは!自由主義研究所の代表の藤丸です。

自由主義研究所は、上記の目的で設立しました。

ところで、経済学に馴染みのある方からも「オーストリア学派の経済学とは何?」と聞かれることがよくあります。

日本で聞くことのある経済学の話は、ほとんどが「マルクス経済学」や「ケインズ経済学」です。それ以外のものには「シカゴ学派の経済学(ミルトン・フリードマン等)」が少しあるだけです。 オーストリア学派の経済学は、この3つのいずれとも違います。

この3つに「オーストリア学派の経済学」を含め、経済思想には4つの区別があるということは重要な点です。

経済学は単なるお金の話にとどまりません。

経済学は社会の動きそのもの、人々の活気や人生そのものに関係するのです。

個別の経済問題や政府の経済政策について考えるときに、思想や世界観が根本になければ、目先の問題に対する処方箋だけを選んで短期間での成果に一喜一憂することになります。

短期に効果を得られるものが、長期で社会によい影響を与えるかはわかりません。

例えば、短期で見て失業率や倒産を減らす効果があったとしても、長期の経済成長を阻害したり政府権力が大きくなり個人の自由が脅かされるような政策は、本当によい政策なのでしょうか?

目先の効果にとらわれず、どのような社会が理想だと考えるか、どのようにすればその理想に近づくのか、自由がよいのか政府の統制を望むのか。根本を考えることは大事だと思います。

どのくらい自由があるかについての4つの経済思想

4つの経済思想を分類すると、上記の図のように、政府の権力が大きくなる順にマルクス経済学→ケインズ経済学→シカゴ学派です。マルクス経済学は社会主義の経済学です。

右端のオーストリア学派の経済学は、最も政府権力が小さく自由が大きくなります。オーストリア学派は「自由の経済学」なのです。

※4つの経済思想については、下記の記事も御覧ください。