サウナプロデューサー・カワちゃんと木のある暮らしを提案する富山の住宅会社が挑む、地域創生の新しいカタチ。

里山の田んぼの真ん中にサウナ宿を作った意味とは?

夕映えの剱岳が美しい

「サウナに住む悦び」をテーマにした宿泊施設「くらすサウナつるぎ」(富山県滑川市寺町)が2024年2月にオープン。立山連峰の絶景を前に本格的な木造建築による本格サウナで、サウナプロデューサーの川田直樹さんが監修しました。

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母屋の一軒家は150坪、はなれのサウナ100坪を擁する木の温もり溢れる建築。都会にないプライベートな自然体験が多くの人を虜にしています。当施設を手掛けた富山の住宅会社「前川建築」は、温故知新をコンセプトにありのままの自然を生かしたライフスタイルを提案しています。家づくりにとどまらず、ボタニカルショップや一棟貸しの宿などを経営しています。

事業を多角的に展開する中でも、サウナへの取り組みは大きな挑戦でした。なぜ今、サウナ宿なのか。「前川建築」代表の前川さん、サウナプロデューサーの川田さん、当施設の支配人である冒険家の佐藤さんに当事業が生まれたきっかけや背景をお伺いしました。

里山の田んぼの真ん中にサウナ宿を作った意味とは?

気持ちのよい外気浴スペース

なぜ、前川建築がサウナ宿をつくったのか

前川●今から15年以上前、サウナが好きな仲のよい友人がきっかけでサウナの魅力に気付きました。ただ、ブームと供に人が多くなって、少しずつ行きづらいなと思っていたんです。川田さんとの出会いは「ヘルジアンウッド」を経営する「前田薬品工業」の前田代表からのご紹介です。一度お会いしてすぐに意気投合し、私の思いを実現できると確信したんです。

川田●「ヘルジアンウッド」併設の「The Hive」のプロジェクトがきっかけで前川さんとつながりました。サウナは素敵な人と人をつないでくれます。前川さんの建築を通して日々の暮らしを支える姿勢や自然との共生の理念に感銘を受け新たなチャレンジを決意しました。

またワーケーションで高岡市や井波市など富山中を巡り、富山は「暮らし」を大切にしている人が多いと感じました。富山県は持ち家率も全国トップであることからもうかがえます。また同時に歴史もありイノベーションの町でもあります。彫刻をはじめ漆器、和紙など伝統的な産業が受け継がれ、地域と人と自然が共存しています。私は歴史と暮らしが共存した富山県に魅力されていました。