コンテンツを作る4つのステップ
私がコンテンツを作る際の手順・プロセスは次の通りです。参考までにご紹介しておきます。
ステップ1:話題になっているテーマを探す
ステップ2:その中で自分がくわしい、または興味があるテーマを選ぶ
ステップ3:その話について「専門家として言えることがないか」を考える
ステップ4:「おもしろく、うまく伝えることができるか」を考える
重複する話はさらっと触れるにとどめながら、一つずつ説明します。
●ステップ1 話題になっているテーマを探す Yahoo! ニュースや Facebook、XをはじめとしたSNSをチェックして、今が旬の話題になっているテーマがないか、常にアンテナを張っておきましょう。「需要ファースト」の「需要」を見つける。これが最初のステップです。
●ステップ2 その中で自分がくわしい、または興味があるテーマを選ぶ 話題になっているテーマの中で、「この話は自分の得意分野」「興味をもっているテーマだな」というものがあれば、それに着目します。これが記事のネタになります。
●ステップ3 その話について「専門家として言えることがないか」を考える ネタが決まったら、次はたとえばテレビのワイドショーでそのことについて「専門家としてどうですか?」と話を振られたらどう答えるか、考えてみてください。
この手法は私が執筆指導を受けている中嶋よしふみさんから教わったものなのですが、とても効果的です。
先ほど紹介した目標未達の記事の際もこの手法を活用しました。記事について私がコメントを求められたら「そもそも上司にこんなことを言われないようにすべきですよね」と答える。そう思いました。私はこの考えを切り口にして、記事を書いたわけです。
この問いの素晴らしいところは、自分にとっては当たり前でも、他人にとってはそうではない考えを自然と引き出せることです。
●ステップ4 「おもしろく、うまく伝えることができるか」を考える 最後に考えなければいけないのは「おもしろく伝えられるか」です。たとえばおもしろいストーリーやエピソードを紹介できるか。他人が納得できるようにロジカルに説明できるか。こうした点を検討します。
ここで紹介した4つのステップを、情報発信の際にはぜひ活用してみてください。はじめからうまくいくとは限りません。しかし、練習を重ねていけばコツをつかめるでしょう。
そうすればたくさんの人に見てもらえるコンテンツを簡単に作れるようになるはずです。
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滝川 徹(時短コンサルタント) 1982年東京生まれ。Yahoo!ニュース・アゴラで執筆記事が多数掲載される現役会社員・時短コンサルタント。慶應義塾大学卒業後、内資トップの大手金融機関に勤務。長時間労働に悩んだことをきっかけにタスク管理を習得。2014年に組織の残業を削減した取り組みで全国表彰。2016年には「残業ゼロ」の働き方を達成。時間管理をテーマに2018年に順天堂大学で講演を行うなど、セミナー講師としても活動。受講者は延べ1,000名以上。月4時間だけ働くスタイルで4年間で500万円の収入を得る。著書に『細分化して片付ける30分仕事術(パンローリング)』『ちょっとしたスキルがお金に変わる「副業講師」で月10万円無理なく稼ぐ方法(日本実業出版社)』他。
編集部より:この記事は「シェアーズカフェ・オンライン」2024年6月12日のエントリーより転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方はシェアーズカフェ・オンラインをご覧ください。