良いコンテンツを作っているつもりなのに全然反響がない。そう悩む人も多いだろう。実はバズるコンテンツを作る人は「需要ファースト」を心がけている。
そう語るのは現役会社員・副業講師の滝川徹氏。今回は、滝川氏の著書『ちょっとしたスキルがお金に変わる「副業講師」で月10万円無理なく稼ぐ方法』より、たくさんの人に見られるコンテンツの作り方について、再構成してお届けします。
「良いコンテンツ」の2つの切り口たくさんの人に読まれたり見てもらえるコンテンツ=良いコンテンツと、その他のコンテンツとで何が違うのでしょうか。私は良いコンテンツとは、少なくとも次のいずれかの条件を満たすものと考えています。
役に立つ情報がある おもしろい一つずつ説明しましょう。
1. 役に立つ情報がある情報発信の王道は、他人の役に立つ情報を発信することです。たとえば私の友人は定期的に自身がおいしいと感じたレストランの情報を、料理の写真とともにFacebookに投稿しています。
これは私にとってとても役立つ情報です。気になるお店を見つけた時はそれをメモしておき、次回友人などと会食をする時にそこに行きます。私は彼の投稿を漏れなくチェックするようにしています。
このように、人が他人の情報発信を継続的にチェックする動機の一つは、その人にとって役立つ情報があることなのです。たとえば航空券を安く買える方法、お得なクレジットカードの情報、簡単においしい料理を作れる方法などです。
やせるノウハウ、モテるノウハウ、仕事の効率がUPするノウハウ。なんでもかまいません。ジャンル・テーマはなんでもいいのです。
自分が提供できる情報の中で、他人の役に立ちそうな情報を発信する。それが多くの人に役に立てば立つほど、良いコンテンツということになります。
2. おもしろいコンテンツの内容が純粋に楽しめる。これも良いコンテンツの条件です。たとえば私はX(旧 Twitter)で深爪(@fukazume_taro)さんという方をフォローしています。私が彼女をフォローしている理由はシンプル。彼女の投稿がおもしろいからです。
投稿を見ると笑えたり、視点がユニークで「へぇー。おもしろい考え方するなぁ」と感じます。本書執筆時点で彼女のフォロワーは20万人を超えています。彼女はおもしろいという切り口で良いコンテンツを継続的に発信することで、たくさんのフォロワーを獲得しているのです。
人気の漫画や小説もおもしろいから読まれるわけです。ユーチューバーのHIKAKINさんのコンテンツも、役に立つというよりはどちらかというとおもしろいという切り口のコンテンツでしょう(もちろん中には役に立つ切り口の動画もあります)。
ここでお伝えしたいのはどんな表現方法であれ、たくさんの人におもしろいと思ってもらえれば、良いコンテンツになるということです。
良いコンテンツには2つの切り口がある。このことを念頭に入れていただきながら、この先の話を読み進めていただけたらと思います。コンテンツの作り方を具体的に説明していきます。