■ 「黒電話の感触」のラインナップ
そもそもカプセルトイ「黒電話の感触」のラインナップは「黒」が2種類、赤、グリーン、ピンクの合計5種類。
おや、黒が2種類!?どういうことだ、答えは開けてみると分かりました。
なんと引いた「黒電話」は、通常のものではなく、数字とアルファベットが記載されているものでした。ガーン。ちなみにこのガーンも今や死語に近いらしいです。ガーン。
どうやら今回ひいたのは、海外で利用されている黒電話がモデルらしく、アルファベットがついているという点以外は、日本のものとほぼ同じ。海外では、数字のほか横に記してあるアルファベットの位置で、ダイヤルを覚えるという文化もあるようです。
■ 「黒電話の感触」を触ってみた
問題のダイヤルの感触ですが、そもそも最近「黒電話」を触っていないので、どんなものだったのか、思い出しながら触ってみます。
いざ、ダイヤルを回してみますと、「カリカリ」という音が鳴り、戻る際は「ジィーーーー」という音と共に自動的に元のポジションに戻っていきます。ゼンマイを回すような音です。
この辺の動作に関する仕組みは、本物そっくりに作り込まれているといった感じです。ただ本物の「音」は、「ジィーーーー」もう少し「カラカラ」といった、軽快な音だったような気もします。
その辺は機種によって色々タイプが異なるのでしょうけど、ダイヤルが戻っていく操作感はしっかり再現されております。
ちなみに、中身はどのようになっているのでしょうか。
気になったので中身を開けてみると、なんと歯車のようなものが登場。このゼンマイ式の仕組みで今回の「黒電話」を再現しているようです。
簡単にやろうと思えば、黒電話の音を再生させるだけでいいはずです。しかし、あえてこのような「アナログ」な手法で本物に近づけたいという、開発者側の努力と執念を感じます。
いやあ、こんな見えないところまで「レトロ」とはさすがです。
「黒電話」ということでなんとなく昭和レトロを連想させるアイテムですが、最近この手のアイテムが続々と登場しておりますね。やはり、ド直球な世代でもありますので、これら昭和世代ホイホイアイテムには目が離せないでしょう。
次は、どんな「昭和レトロ」アイテムが登場するのか、楽しみであります。
<参考>
黒電話の感触(カプセルコレクション)
(たまちゃん)
提供元・おたくま経済新聞
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