②クイックコマース「Blinkit」のAIレシピ提案機能「Recipe Rover」
Blinkitは、10分程度で日用品や生鮮食品を自宅まで配送する「クイックコマース」と呼ばれるサービスである。筆者も水やトイレットペーパーなどを購入する際によく利用する。
クイックコマースは他にもいくつか有名なものがあるが、ある調査機関のレポートによると、Blinkitの市場シェアは、2022年3月の32%から2024年1月には40%に上昇し、業界トップであるという。(参考)
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Blinkitアプリのホーム画面(筆者スクリーンショットより)
しかし、「食事のための買い物」となると、買い物の前段階で「何を作るか」を考える手間が残る。そこでBlinkitは、単に「早い買い物体験」だけでなく、「レシピを考える手間の削減」という価値も提供している。彼らの提供するレシピ提案機能「Recipe Rover」は、AIを活用してユーザーにレシピを提案し、そのレシピに必要な食材をワンタップでカートに追加できる機能だ。
レシピはAIが自動生成したもので、その時点でBlinkit内に取り扱いがある食材のみで作れるレシピだけが紹介されているのも特徴だ。
たとえばマンゴーカレーの場合は、簡単な料理の説明の後に、必要な食材名と数(マンゴー2個)がテキストで記載されており、そのすぐ下部に食材のカート追加ボタンがある。必要な食材を簡単に、かつもれなくカートに追加していくことができるので、とても便利だ。
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個別のレシピページ(筆者スクリーンショットより。赤枠や日本語テキスト等は筆者による加工)
魅力的かつ自然に見えるよう多くの微調整を行ったとのことで、筆者が見る限りでは、たしかに違和感なく美味しそうに見える料理の写真が並んでいる。少なくとも「いかにもAIが作った画像」という感じはしない。
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Blinkitアプリのレシピ一覧。一覧以外にもアプリ内の様々な場所にレシピがレコメンドされている。(筆者スクリーンショットより)