動画配信サービスの「ニコニコ」が8日未明より大規模サイバー攻撃を受け、サービス停止を余儀なくされている問題について、10日夜時点でも復旧に至っていないことが発表されました。数日にわたるアクセス不可の状況を受け、SNSには心配の声が多く寄せられています。

 これはニコニコが8日に発表した「障害情報」を受けてのもの。「現在、ニコニコは大規模なサイバー攻撃を受けており、影響を最小限に留めるべく、サービスを一時的に停止しています」とし、ニコニコサービス全体において緊急メンテナンスを実施。サイトに接続できない状況が続いていました。

ニコニコの被害にSNSでは「#がんばれニコニコ運営」で応援の声続々
(画像=『おたくま経済新聞』より 引用)

 続く9日には運営会社であるKADOKAWAグループの複数のウェブサイトでも障害が発生。「現時点では、当社グループが利用しているサーバーに対して、外部からの不正なアクセスが行われたことによる可能性が高いと分析しております」と、深刻な事態であることを発表しました。

ニコニコの被害にSNSでは「#がんばれニコニコ運営」で応援の声続々
(画像=『おたくま経済新聞』より 引用)

 10日午前には、「サイバー攻撃は現在も続いており、安全が確保できるまでは今後についてのご報告は難しい状況です。本日夕方に、ご報告ができる範囲でお伝えいたします」と公式Xを通じて発表すると、同日20時に続報を更新。

 「ニコニコでは被害状況の調査と並行して、サイバー攻撃の影響を受けずにシステム全体を再構築するための準備をしております」と、説明したものの、サービス再開予定については未定となっているようです。

 なお、今回のサイバー攻撃に際し、「復旧作業と並行して、攻撃の経路および情報漏洩の可能性を調査中です」としつつも、「クレジットカード情報の漏洩は確認されておりません(ニコニコは自社サーバーにクレジットカード情報を保存しておりません)」とのこと。

■ ニコニコ代表・栗田氏が公式番組「月刊ニコニコインフォ」で説明

 また、6月11日20時に予定されている公式番組「月刊ニコニコインフォ」は、規模を縮小してYouTubeおよびXで放送予定。内容を変更し、ニコニコ代表の栗田穣崇氏が現状を口頭で伝える、とのことでした。

 この状況を受け、SNSでは「#がんばれニコニコ運営」のハッシュタグと共に、ニコニコでかつて流行した過去ネタ等を用いて、復旧を応援する声が続々。さながらニコニコ動画のコメント機能を思わせるようすを見せています。

<参考・引用>
ニコニコ公式Xアカウント(@nico_nico_info)
ニコニコインフォ KADOKAWAポータルサイト ※掲載画像の一部はニコニコインフォ、およびKADOKAWAポータルサイトのスクリーンショットです。

(山口弘剛)

提供元・おたくま経済新聞

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