「ご教示」と「ご教授」の類語一覧
ご教示やご教授には次のような類語があります。それぞれの意味やニュアンスを理解し、適切に使い分けましょう。
類語
意味
ニュアンス
適したシーン
ご指導
指導すること
目的や方向に向かって教え導く
目標を達成するための指導を受けたいとき
ご助言
助言すること
具体的なアドバイスをする
問題解決のための助言を受けたいとき
ご鞭撻
励まし指導すること
厳しく指導して、成長を促す
上司や先輩から指導を受けたいとき、指導のお礼を伝えたいとき
ご指南
教え導くこと
武術や芸術など、専門的な知識や技術を教える
専門分野の指導を受けたいとき、指南のお礼を伝えたいとき
ご示唆
それとなく知らせること
考えさせるようなヒントを与える
新しい視点を得るためにアドバイスを受けたいとき
「ご教示」と「ご教授」は教えてもらいたい内容が違う
本記事のまとめ
- ご教示は比較的簡単、すぐに理解できる内容を教えてもらうときに使う
- ご教授は専門的な知識や技術など、習得に時間がかかる内容を教えてもらうときに使う
- ご指南やご鞭撻など、類語も適切に使い分けられるようになろう
「ご教示」と「ご教授」は、どちらも「教える」という意味を持つ言葉ですが、教えてもらいたい内容や期間、相手との関係性などに違いがあります。
比較的すぐに理解できる内容を教えてもらう「ご教示」は、先生や上司・先輩はもちろん、顧客からの問い合わせ対応時など幅広いシーンで使えます。その一方で、習得に時間がかかる内容を教えてもらう「ご教授」を使う相手は、先生や上司・先輩などに限られるでしょう。
類語を把握していると、より適切な使い分けができます。厳しく指導してもらいたいときは「ご鞭撻」、武術や芸術などの分野について指導してもらいたいときは「ご指南」というように、自分の気持ちや相手との関係性に応じて適切な言葉を選びましょう。