■質問内容②
「もし次の車をあなたが所有していて処分(または売却)したいと思ったとします。どのような業者に売却しますか?」 車両:ハイエースバン・平成16年式(20年落ち)走行30万km ディーゼル 2WD 3000cc 業務用バン
〇選択肢
-
大手の買取専門店
-
メーカー系のディーラー
-
廃車買取業者
-
その他(その他を選択した場合は、具体的に記述)
「もし次の車をあなたが所有していて処分(または売却)したいと思ったとします。どのような業者に売却しますか?」 車両:ハイエースバン・平成16年式(20年落ち)走行30万km ディーゼル 2WD 3000cc 業務用バン
〇選択肢
大手の買取専門店
メーカー系のディーラー
廃車買取業者
その他(その他を選択した場合は、具体的に記述)
「その他」を選択した人の意見
輸出業者 1名(0.5%)
以前に弊社で取ったアンケート調査より、車は20年または20年落ち、で廃車になるイメージが強いという事がわかりました。当然この質問に具体例として挙げた20年落ち、30万㎞の走ったハイエースは、「ほとんどの人が廃車になる」事をイメージする車であることを前提としたものでした。
質問内容①では、圧倒的多数の人が、『廃車』=『鉄くず』というイメージを持っている事が分かりました。
この結果を踏まえた上で、かつこの選択肢の構成であれば、アンケート実施以前は「廃車買取業者」が圧倒的多数になることを予想しました。
しかしながら、結果的に約半数は「大手の買取専門店」という回答になりました。
この予想外の回答結果になった要因として考えられるものは以下のいずれかであると推察されます。
ハイエースは20年、30万㎞走っていても、「廃車」ではなく、高く売れると思っている人が多かった
廃車であっても、大手の買取専門店ならばそれなりの値段で買ってくれるイメージがある。
廃車買取業者というものの存在をあまり知らない。良いイメージが無い。
実際に上記のいずれに該当するかについてのアンケートは取れていないため、これらの割合は分かりません。
ただ、後述する質問③の結果からすると、1の割合はかなり低い事と予想されます。
恐らくは、2と3が圧倒的な割合を支配しており、多くの人は、2,3のイメージの両方を持っているのが実情ではないかと想像できます。
さらに、質問①同様に、「輸出業者」と答えた割合は200人中1名のみでした。
実は、今回具体例として採用した20年落ち、30万㎞のハイエースバンは、故障なくまだ走れる場合であれば、ほとんどが海外にそのまま輸出される車に該当します。
もちろん、この事は中古車関連業者のほとんどは知っている事実ですので、この質問②に関してもいかに、業者と一般ユーザの間で顕著な認識のずれがあるのかが分かりました。