「業者に引き取られた廃車のその後はどうなると思う?」に関するイメージ調査。業者と一般ユーザーとの認識のギャップが判明

株式会社Direct Stock Japanの運営するハイエース買取専門店ボロボロエースカウカウ(https://directstock.co.jp/ )が、「廃車に関するイメージ調査」の第二弾として、「引き取られた廃車のその後」に関するアンケート調査を実施しました。 本調査により、引き取りされた廃車のその後に関するイメージについても、業者と一般ユーザーとの認識の大きなずれがあることが判明しました。

調査概要

  • 調査対象:日本に住んでいて、車を所有したことのある人

  • 調査日:5月

  • 調査機関:自社調査(インターネット調査)

  • 調査人数:200人(年齢層は下記円グラフ参照)

  • 調査レポート:https://directstock.co.jp/yusyutsu/haisya-2/ ;

調査対象年齢層

 

【廃車に関するイメージ調査レポート②】引き取られた廃車の行方に関するイメージ

※本アンケートでは、廃車を「売却したくても値段が付かない、あるいは処分料を請求されるような車」と定義しています。


■質問内容①

「廃車として業者に引き取られた車が、その後どのように処理されていると思いますか?」

選択肢

  • 解体され鉄くずとして処理される

  • 中古車としてリユースされる

  • その他(その他を選択した場合は、具体的に記述)

【結果】

【廃車に関するイメージ調査レポート②】引き取られた廃車の行方に関するイメージ

「その他」を選択した人の意見

  • 再利用できるパーツを部品取りして、その他を鉄くずとして処理する 6人(3%)

  • 海外に輸出される 4名(2%)

【質問内容①の結果についての考察】

 アンケートの意図は、「廃車が(業者に引き取られた)その後どうなるのか?」に関するイメージを調査するためのものです。

 今回のアンケートにおいては、あえて選択肢の中に「輸出」というキーワード入れずに選択肢を構成しました。

 その理由は、『輸出』というキーワードを入れる事により、本来はそれを知らなかった場合でも「その手があったか」と初めてこのキーワードを知ったユーザーが、それを選択してしまう可能性があるからです。

 結果的に、何も知らない場合、「輸出」というキーワードはその他の中に全体の2%現れたものの、やはりほとんどの人は、廃車として引き取られた車の多くが輸出されている現状を知らないという事がわかりました。

 2023年の全国のAA(オートオークション)の総出品台数が約800万台に対し、同年の中古車の総輸出台数は、150万台に登ります。つまり、現在日本に流通している中古車全体の約20%は海外に輸出されている事になり、さらに古く過走行の車が特に輸出される傾向が強い事から、『廃車』として引き取られた車における輸出される車の占める割合はそれよりももっと高くなると言えます。

 当然、多くの中古車関連業者は、概ねその事を知っていますので、いかに一般の自動車ユーザーと業者の間に、「廃車」に関するイメージのギャップがあるのかが非常にわかりやすい結果となりました。

 「中古車としてリユース」については、本アンケートにおいて、廃車を「まだまだ走ることができる車」と定義しているので、一定の割合いがこれを選択するという予想は出来ましたが、全体の割合からすると3割という少ない結果となりました。

 圧倒的多数の『廃車』に対するイメージは、これだけインターネットの普及している時代になっても、やはり『廃車』=『鉄くず』というイメージであることが結果を通して再確認されました。