皆さまボンジュール!山形県の地方創生アンバサダーのガンバリーニ杏子です。今回も、私が現在住んでいる山形県酒田市のヤバイところについてです。
前回、酒田市の食について延々と語りましたが、今回は自然・温泉、そしてその他について滔々と述べようと思います。
 

ガンバリーニ 杏子(がんばりーに きょうこ)

神奈川県鎌倉市出身。大学卒業時に世間を襲っていた就職氷河期により、新卒派遣になる。大手通信会社に数年勤めた後、スイスとフランスへ留学。帰国後、東京のゲーム会社に約5年勤務の後、2018年3月より縁も所縁もない山形県酒田市に移住。ライター仕事やブログ「ボンジュール庄内」運営のかたわら、適度に便利でゆとりある地方都市生活を絶賛満喫中。ちなみに「ガンバリーニ」は本名。

海も山も島も湧き水も揃ってる!自然の宝庫っぷりがヤバめ

▲酒田市にある日和山公園の桜まつりの様子。

現在住んでいる酒田市から少し拡げて、庄内地方で見てみましょう。

庄内地方は、自然の宝庫でもあります。食材の宝庫なら、自然も宝庫。宝ばっかりのこの地域です。

海に山に島……それだけでなく、川も平野も滝もあります。ということは、アウトドア好きの人には持ってこいのエリア。

海釣りや川釣り、トレッキングや本格的な鳥海登山、庄内平野を眺めながらのサイクリング、冬ならば冬期通行止めになっている場所で行うスノーハイキングなど、自然の中で楽しむ選択肢が数々あります。
 

▲鳥海山にのぼっている途中の夫。この後ほぼ山頂まで行ったそうです。(私はのぼっていません)

「うーん、私、そこまでアウトドア派じゃないなあ……」という、まさに私のような人も大丈夫!

装備を整えなくても行ける私のおすすめは、酒田市の北、遊佐町にある「丸池様」と「胴腹の滝」。(装備は不要ですが、車は要ります)

どちらも、超絶インスタ映えする場所です。

「丸池様」は100%湧き水で出来ていて、天候や時間によって色味が変わるという、自然の神秘を感じる池。
 

▲遊佐町にある「丸池様」。

そして「胴腹の滝」では、湧き水が飲めます。
 

▲「胴腹の滝」の写真。奥に滝もあります。

ええ、飲めちゃうんです。

絶え間なく流れる湧き水は2つあり、それぞれ味が違うという話もあります。「私、水の味にはうるさいの!」というあなた、是非飲みに行ってみては?きっと、大きなポリタンクを手にした地元の人とすれ違うことでしょう。
 

▲酒田のミネラルウォーター、鳥海山の氷河水。

また、酒田市で忘れてはいけないのが「飛島」。

酒田港からフェリーで行けるこの島は、人口約200人のこぢんまりとした離島ですが、天然記念物が多く存在し、また時期によっては渡り鳥の中継地点になる場所でもあります。NHKの『ブラタモリ』で特集されたことも。

と、飛島の素晴らしさを語りたいところではあるのですが、実は私、まだ飛島に行ったことがないんです。移住1年経ってるのに。今年の夏は、行こうと思っています!

実は日本の全都道府県で唯一!?温泉天国っぷりがヤバめ

▲酒田のお隣遊佐町にある温泉施設の足湯。

食材、そして自然の宝庫であるここ山形県は、もう一つ、温泉の宝庫でもあります。

何故かと言えば。何と、全47都道府県中唯一、全部の市町村に温泉が湧いているんです。

全部の市町村ということはもちろん、私が住んでいる酒田市にも温泉があります。

「ちょっと今日は広いお風呂に入ろうかな~」と、東京ならスーパー銭湯にでも行くところですが、こちらで行けるのは天然温泉。しかも場所によっては利用料が500円以下というところも。

気軽な値段で行ける近場のお風呂が天然温泉だなんて、ものすごく贅沢だと思いませんか?

ちなみに酒田市でリアルに「ヤバイ」のは……? 

「風」です。わりと風が強いです。風が強く吹いています。

いえ、わりとどころではなく、時々とんでもない強風が吹きます。

全国的に荒れた低気圧が……というニュースで、ピンポイントで「山形県酒田市で最大瞬間風速XXメートル」と報道されるほど。(とはいえ、この場合は飛島で観測された数値だったりします)

どのくらいの強風かというと、風力発電所が設置されているレベル。

もちろん街中でも時にものすごい風が吹きます。以前、地震かと思うレベルに家が揺れた強風が吹いた日、我が家の2階の網戸が吹き飛び、車庫に落下していたなんてことも。

そして酒田は日本地図で見れば北の方にあるので、冬場は当然、雪が降ります。
 

▲「雪国」という割に、積雪は少ないです。なぜかと言えば……

雪が降る日に容赦なく風が吹くとどうなるか。
庄内名物、地吹雪が発生します。

かつて世界的に大ヒットした映画『おくりびと』。話題になったので観た方も多いかもしれませんが、あの映画の冒頭、主人公が雪の中で車を走らせているシーン。雪と風で辺りが真っ白になり、車のヘッドライトすらろくに見えないあの光景……あれが地吹雪です。

山形県でも内陸の方ではザ・豪雪地帯な場所はありますが、酒田市はあまり積もりません。何故なら、強風で吹き飛んでしまうから。

ちなみに酒田に引っ越す時、私が不安だったのは「屋根の雪下ろし」でした。

何しろ神奈川県南部で育った私。そんなのやったことない!と恐れ慄いていたものの……杞憂に終わりました。

何故なら、強風で吹き飛んでしまうから。

そのため、「庄内では雪は上からでなく下から降る」と言われています。本格的な地吹雪の時は、地元の人ですら「外に出ない方がいい」というほど。

と、知ったかぶりを発揮しつつ、実は私、まだ本格的な地吹雪を味わっていません。

移住後初めての冬は例年よりも随分と雪が少なかったようで、ご近所さんから「初めての冬が楽でよかったね~」と言われました。まあ、元・神奈川民と南フランス出身の夫という組み合わせにとっては、なかなかに過酷な冬だったわけですが……
 

▲吹雪の話ばかりだったので、うってかわって夏。酒田の花火大会の写真をどうぞ。

食べ物に自然に温泉に地吹雪に、都会じゃなかなかお目にかかれないものが詰まっている酒田に、まずはちょっとだけ、遊びに来てみませんか?2019年8月以降は東京からのLCCも就航するので、ますます近くなりますよ!

提供元・Fledge

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