日本の硬貨の原価

1円を作るのに3円?硬貨の製造原価が高いという噂の真相は?日本の硬貨のおもしろい豆知識
(画像=『FUNDO』より引用)

日本の硬貨は政府が発行していて、独立行政法人の造幣局で製造されています。

詳しい製造コストに関しては造幣局では公表していませんが、硬貨に含まれる金属の種類や割合からだいたいの原価を知ることはできます。

では、日本硬貨の原価はどれくらいなのでしょうか?

硬貨の原価一覧

日本の硬貨の原価(1枚当たり)は以下の通りです。

・1円玉(アルミニウム100%):0.29円
・5円玉(銅60~70%、亜鉛40~30%):2.28円
・10円玉(銅95%、亜鉛3~4%、スズ1~2%):3.5円
・50円玉(銅75%、ニッケル25%):3.75円
・100円玉(銅75%、ニッケル25%):4.5円
・500円玉(銅72%、亜鉛20%、ニッケル8%):5.19円

この原価に製造にかかるコストを加えると、それぞれの硬貨を1枚作るのにかかるコストは以下の通りです。

・1円硬貨・・・約3円
・5円硬貨・・・約7円
・10円硬貨・・・約10円
・50円硬貨・・・約20円
・100円硬貨・・・約25円
・500円硬貨・・・約30円