「すーぷもだ」4つのステップの対策法

ーーー4つのステップについて、簡単な対策法を教えていただきたいです。

「スタート」は、「チョロい一歩目を設定する」のが効果的です。

たとえば、50枚のプレゼン資料を作ってくださいって言われると、恐れおののく方が多いと思うんですけれど、まずは「パワポを立ち上げるだけ」「使えそうな過去の資料を探すだけ」というすぐにできそうなタスクを設定すると、最初の一歩が踏み出しやすくなります。

最初の一歩さえできれば後は軌道に乗ってきたり、楽しくなって進めると思います。

「プラン」は、作業を細かいステップに分けて考えることです。

たとえば「プレゼン資料を用意する」という大きなTo Doを立てるのではなく、自分がプレゼン資料を作っているシーンを、YouTubeの動画に撮られているかのようにありありと想像してみてください。すると、作業を細かく、小さなステップに分解することができます。

また、最適なやり方を選択していない場合もあります。上司から1時間でこのプレゼン資料を作れと言われたら、そこそこラフな内容でも短めでも作ればいいのに、凝ったバージョンしか作れない場合があります。まずは全体を作ってから、そこから深掘りできそうなら深掘りする、と、事前に決めておくのも有効です。

「モニタリング」は、その前の「計画立て」の段階で細かいステップに分けることができていれば、「今はここをやっている」とチェックをつけていけばいいので問題ないと思います。時間管理はタイマーを使うのがおすすめです。

1つのステップにつき10分と決めたら、10分おきにタイマーを鳴らして確認しながら進めていくと良いです。

「ルーチンタイマー」という無料のアプリがあるんですが、たとえば「今から10分でスライドの2を作ってください」と設定すると、残り30秒になると知らせてくれるんです。1つのステップを深追いすることなく、時間で次のステップに進むことができます。

「脱線防止」は、気を取られてしまうものを隠す、遠ざける、どこかに閉じ込めてしまうという環境調整が大事です。たとえばスマホを手元に置かずにバッグの中に入れたり、設定した時間内は操作不能になるアプリを活用するのもおすすめです。

「スマホをやめれば魚が育つ」という集中タイマーアプリがあるんですけれど、設定した制限時間内にスマホを操作すると、画面内の魚の成長が台無しになるんです。