■豊かな生活から一転、愛人稼業に
サン・ディエゴ大学に進学したアンドリューは歴史を専攻。相変わらずホラを吹きまくり自分を大きく見せる日常を送っていた。しかし、19歳の1988年10月、父親が横領事件を起こし、逮捕される前にフィリピンに逃亡。残された一家には貯金もなく、母親は生活保護を申請。極貧生活へと転落してしまった。
無一文になったアンドリューは大学を中退し、父親が住むフィリピンへと向かった。自分に何でも与えてくれた父親のもと、フィリピンでなら豪華絢爛なハイクラスの暮らしができるかもしれないと期待したのだろう。しかし、父はフィリピンの底辺で貧しい暮らしをしておりアンドリューは激しく落胆。すぐにアメリカに帰国し、過去を消し去りリセットして、思い描いていた理想の人生を歩もうと決意した。